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【材料】任天堂は大幅反落、第3四半期は営業利益は41%増も「スイッチ」販売予想の下方修正を嫌気

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 任天堂<7974>は大幅反落している。1月31日の取引終了後、第3四半期累計(18年4~12月)連結決算を発表しており、売上高9972億9500万円(前年同期比16.4%増)、営業利益2200億2900万円(同40.6%増)、純利益1687億8500万円(同24.9%増)となったが、同時に「ニンテンドースイッチ」の販売予想を2000万台から1700万台へ下方修正したことが嫌気されている。

 第3四半期決算は、年末商戦が好調に推移し、「スイッチ」の販売台数が同19.5%増の1449万台となったことが牽引役となった。また、ゲームソフトでは12月に発売した「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」が1208万本の販売を記録する大ヒットとなるなど、「スイッチ」向けゲームソフトの販売が同2.0倍の9464万本となったことが寄与した。

 なお、19年3月期業績予想は売上高1兆2000億円(前期比13.7%増)、営業利益2250億円(同26.7%増)、純利益1650億円(同18.2%増)の従来見通しを据え置いている。また、「スイッチ」向けゲームソフトの販売本数予想は1億本から1億1000万本に上方修正している。

 さらに、2月1日の寄り前、LINE<3938>と、スマートデバイス向けゲームアプリ事業で協業することで合意したと発表した。協業第1弾として、19年初夏に「Dr.Mario」をベースにした新たなアクションパズルゲーム「Dr.Mario World(ドクターマリオ ワールド)」を日本や米国など約60の国と地域で配信するとしている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2019年02月01日 09時19分

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