【市況】明日の株式相場見通し=手掛かり難で日経平均はこう着状態、売買代金減少傾向を懸念
日経平均 <日足> 売買代金 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「米中貿易協議の先行きや、発表が佳境を迎えている米企業の10~12月期決算の内容など不透明な海外要因に加え、来週末から本格化する国内企業の10~12月期決算の発表が接近するにつれて、リスク回避の心理から手控え姿勢が一段と強まりそうだ。きょうの東証1部の売買代金は、2兆1581億円と減少傾向にある」との見方が出ていた。
16日の東京株式市場は利益確定売りに押され、日経平均は下値を探る展開を余儀なくされた。一時200円以上下落したものの、売り一巡後は下げ渋った。日経平均株価終値は、前日比112円54銭安の2万442円75銭と3日ぶり反落した。
日程面では、阪神・淡路大震災から24年、愛知県知事選告示(2月3日投開票)、G20財務相・中央銀行総裁代理会議(18日まで)、黒田日銀総裁が講演、15日時点の給油所の石油製品価格、12月の投資信託概況に注目。海外では、ASEAN外相会合(18日まで)、米12月の住宅着工件数、米1月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)