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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ロゼッタ、オンコリス、セキュアヴェ

ロゼッタ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ベクトル <6058>  1,205円  -196 円 (-14.0%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 ベクトル<6058>が急反落。11日の取引終了後に発表した第3四半期累計(18年3~11月)連結決算が、売上高212億2200万円(前年同期比46.7%増)、営業利益21億7600万円(同10.9%減)、純利益11億8200万円(同18.0%減)と営業2ケタ減益だったことが嫌気された。戦略PRサービスが安定的に業績を積み上げたほか、ビデオリリース配信事業を含むデジタル領域のサービスが大きく成長し売上高は大幅に伸長した。ただ、Webメディア分野で広告収入が想定を下回ったことに加えて、M&Aによるのれん償却が大きくなっていること、さらにブロックチェーンなどの新規サービスの先行投資を行ったことなどが利益を押し下げた。

■久光製薬 <4530>  5,290円  -560 円 (-9.6%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 久光製薬<4530>は大幅に3日続落し、昨年来安値を更新した。同社は11日取引終了後に、19年2月期第3四半期累計(18年3~11月)の連結決算を発表。営業利益は159億4100万円(前年同期比22.9%減)となり、通期計画240億円に対する進捗率は66.4%にとどまった。売上高は1025億7400万円(同6.4%減)で着地。昨年4月の薬価改定や、後発品使用促進策による影響などが重荷となった。

■ロゼッタ <6182>  2,205円  +400 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値
 ロゼッタ <6182> [東証M]がストップ高。11日大引け後に発表した19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比22倍の1億7900万円に急拡大して着地したことが買い材料視された。17年11月に発売した自動翻訳システム「T-400(ver.2)」の売り上げが急増したことが寄与。スピード翻訳の買収効果や前期に子会社エニドアののれんを償却した反動に加え、HT(人間翻訳)事業で販管費を削減したことも大幅増益の要因となった。

■オンコリス <4588>  1,406円  +241 円 (+20.7%)  本日終値
 オンコリスバイオファーマ<4588>が急反騰。この日の午前中、開発中のテロメライシンについて、岡山大学病院における食道がんを対象とした放射線の併用による医師主導臨床研究の結果が、米国臨床腫瘍学会消化器癌シンポジウム(1月17日~19日、サンフランシスコ)でポスター発表されると発表しており、これが好感された。同臨床研究は、手術不能・化学療法不適応の食道がん患者13例を対象に、テロメライシンと放射線の併用投与を行ったもので、その結果、84.6%の患者でがんの消失または縮小が認められたという。また、治療に起因する重篤な副作用の発現は認められなかったとしている。

■エクスモーション <4394>  3,650円  +600 円 (+19.7%)  本日終値
 エクスモーション<4394>が続急伸。前週末11日の取引終了後に発表した19年11月期単独業績予想で、売上高9億9300万円(前期比19.1%増)、営業利益1億7700万円(同21.6%増)、純利益1億2100万円(同22.7%増)と2割強の営業増益を見込んでいることが好感された。主要顧客である大手自動車メーカーが推進する自動運転対応などのニーズを的確に取り込みつつ、自動車業界における特定企業への売り上げ集中を分散化することや、自動車業界以外への分野へ拡大を図り、業績向上を狙う方針だ。なお、18年11月期決算は、売上高8億3400万円(前の期比20.2%増)、営業利益1億4500万円(同16.4%増)、純利益9900万円(同16.4%増)だった。

■セキュアヴェイル <3042>  939円  +150 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値
 セキュアヴェイル<3042>は急騰。あらゆるものをネット接続するIoT時代の到来で、リアルな生活空間においてもサイバー犯罪に晒される可能性が高まっている。また、国際間では政府機関や大手民間企業などへのサイバー攻撃が頻発化、サイバーセキュリティー分野に対するニーズは年々高まっているが、そのなか、同社はログ解析サービスや運用監視サービスを展開し時流に乗る。大株主でもあるNRIグループとの協業でハードを一括納入して完結するのではなく、継続的に収益貢献の見込めるセキュリティー監視を主力としている点が成長期待につながっており、目先水準訂正を狙った投資資金の流入が加速した。

■日本色材工業研究所 <4920>  4,605円  +700 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値
 日本色材工業研究所<4920>がストップ高。前週末11日の取引終了後、2月28日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。投資単位当たりの金額を引き下げ、より投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性を高め、投資家層の拡大を図ることが目的という。また同時に発表した第3四半期累計(18年3~11月)連結決算が、売上高85億6500万円(前年同期比8.0%増)、営業利益6億6700万円(同31.5%増)、純利益4億9000万円(同21.7%増)と大幅増益となったことも好材料視されたようだ。日本国内におけるインバウンド/アウトバウンド需要の取り込みや、国内化粧品メーカーによるアウトソーシングの拡大に伴い受注が増加したことに加えて、フランス連結子会社の売上高が順調に推移したことが牽引した。

■農業総合研究所 <3541>  4,680円  +700 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値
 農業総合研究所<3541>は大幅続伸。11日取引終了後、19年8月期の第1四半期(2018年9月~11月)連結最終損益の黒字と株式分割の実施を発表したことが好感された。第1四半期の売上高は8億1000万円(前年同期比2.6倍)、最終損益は200万円の黒字(前年同期は2000万円の赤字)となった。同社は野菜や果物の直売所事業を展開。この期は、大型台風や酷暑などの自然災害の影響があったが、消費者の食品に対する安心・安全志向の高まりも追い風となり、流通総額は前年同期比18%増の24億3800万円と過去最高を更新した。また、2月28日時点の株主に対する1対5の株式分割も発表した。効力発生日は3月1日。

■セルシード <7776>  1,057円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 セルシード<7776>が反発。前週末11日の取引終了後、10日に開催された厚生労働省「第71回先進医療会議」で、共同研究先の東海大学医学部付属病院が申請した「自己細胞シートによる軟骨再生治療」が承認されたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同件は今後、東海大学で実施される特定認定再生医療等委員会での審議を経て、東海大学より厚生労働省へ「第2種再生医療等提供計画」の申請により、最終的な承認手続きに進むことになる。なお、同件が実施に至った際には、セルシードは東海大学から細胞シートの受託製造を有償で実施するとしている。

■フィル・カンパニー <3267> [東証M] 4,995円  +700 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 フィル・カンパニー <3267> [東証M]がストップ高。11日大引け後に発表した18年11月期の連結経常利益は前の期比2.0倍の6.1億円に伸び、従来予想の5億円を上回って着地。続く19年11月期も前期比62.6%増の10億円に拡大し、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。同社はコインパーキング上部の空きスペースを活用した空中店舗フィル・パーク事業を展開する。今期は土地オーナー向け請負受注、投資家向け開発販売の豊富な受注・開発残高を背景に高成長が続く。売上高は前年比47.7%の70億円と大幅増収を見込む。

●ストップ高銘柄
 デュアルタップ <3469>  900円  +150 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 オリンパス <7733>  4,705円  +700 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値
 など、11銘柄

●ストップ安銘柄
 ADプラズマ <6668>  680円  -150 円 (-18.1%) ストップ安   本日終値
 SOU <9270>  5,380円  -1,000 円 (-15.7%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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