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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:レノバ、東京個別、JR東日本

レノバ <日足> 「株探」多機能チャートより
■レノバ <9519>  1,006円  +150 円 (+17.5%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 レノバ <9519> がストップ高。9日大引け後、19年3月期(10ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の21億円→27億円に28.6%上方修正したことが買い材料視された。徳島バイオマス発電事業で共同スポンサーの一部から追加的な事業開発報酬を受領することが寄与。再生可能エネルギー発電事業で売電収入が伸びることも上振れに貢献する。併せて発表した18年6-11月期の同利益は前年同期比35.7%減の11.6億円だった。

■東京個別指導学院 <4745>  1,215円  +146 円 (+13.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 東京個別指導学院 <4745> が急反発。9日大引け後に発表した19年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)が前年同期比7.2%増の12.7億円に伸びて着地したことが買い材料視された。都市部を中心とするドミナント出店戦略に基づき個別指導塾を7教室を開校。また、Webを活用したマーケティング施策に注力し、在籍生徒数が前年同期比5.6%増加した。授業料売上高の増収などに加え、広告宣伝費などコストの効率化を進めたことも増益に貢献した。

■ヘリオス <4593>  1,957円  +84 円 (+4.5%)  11:30現在
 ヘリオス<4593>の上げ足が止まらない。きょうは一時8%を超える大幅高で8連騰、昨年12月5日以来となる2000円大台回復となった。東京株式市場では年明けからバイオ関連株が軒並み動意、個人投資家を中心とした短期筋の買いが集中している。物色人気の背景には、商用化段階に突入しつつある再生医療のテーマがある。そのなかサンバイオ<4592>やJCRファーマ<4552>など細胞医薬品関連が人気化しているが、一方で医療に革命的なインパクトを与える万能細胞であるiPS細胞にも国策の追い風が強い。ヘリオスはiPS細胞関連技術を活用した創薬に注力しており、業績は開発コスト負担先行で足もと赤字が続いているものの、急性脳梗塞分野など新たな展開に期待がかかっている。

■JR東日本 <9020>  10,015円  +172 円 (+1.8%)  11:30現在
 JR東日本<9020>、JR西日本<9021>、JR東海<9022>が堅調なほか、東京急行電鉄<9005>、小田急電鉄<9007>、近鉄グループホールディングス<9041>、阪急阪神ホールディングス<9042>など電鉄株が総じて強い動きをみせている。全体相場は外国為替市場でドル安・円高が進んだことで、機械や電機など主力株セクターを中心に売り圧力が強まり、日経平均は一時300円を超える下げとなっている。そのなか、電鉄株はディフェンシブストックの切り口から消去法的に買いを集めている。

■東京エレクトロン <8035>  13,230円  +180 円 (+1.4%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>など半導体関連株が、足もと外国為替市場が円高に振れているにも関わらず強い動きをみせている。前日の米国株市場ではマイクロンテクノロジーが大幅高に買われたほか、インテル、エヌビディアなど半導体関連株が総じて買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.5%高に切り返している。米アップル株が戻りに転じていることも投資家のセンチメント改善につながっており、東京市場でもこの流れが波及した。

■大黒天物産 <2791>  4,035円  +40 円 (+1.0%)  11:30現在
 大黒天物産<2791>は続伸している。9日の取引終了後、20万株(発行済み株数の1.42%)または7億円を上限とする自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。取得期間は1月10日から3月31日までで、資本効率の向上を図るとともに、機動的な資本政策を行うことが目的としている。同時に、19年5月期の連結業績予想について、営業利益を49億円から37億4000万円(前期比28.7%減)へ、純利益を23億5000万円から14億3000万円(同56.4%減)へ下方修正した。新規出店した7店舗に加え、18年9月に買収した小田商店の6店舗が寄与したことで売上高は1782億円から1852億円(同12.9%増)へ上方修正したが、7月の豪雨の被災による影響や酪農事業の黒字化に時間が掛かっていることから、利益は計画を下回る見通しだ。なお、第2四半期累計(18年6~11月)決算は、売上高881億2300万円(前年同期比10.1%増)、営業利益13億9700万円(同35.6%減)、純利益3億800万円(同73.3%減)だった。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,018円  +8.5 円 (+0.8%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>に買いが先行している。ここ原油市況の戻り足が顕著となっており、WTI原油先物価格は8日続伸、前日は2ドル58セント高と急騰し1バレル=52ドル36セントと終値ベースで昨年12月14日以来の50ドル台乗せとなった。主要産油国が先月合意した減産を実行に移すとの見方から需給が引き締まるとの思惑が働いている。これを受け、米国株市場ではシェブロンなどのエネルギー関連株が上昇し全体相場を牽引した。東京市場でも原油価格と株価連動性が高い資源開発セクターや石油元売りセクターが買いを引き寄せている。

■イオンファンタジー <4343>  2,376円  -387 円 (-14.0%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 9日に決算を発表。「3-11月期(3Q累計)経常が34%減益で着地・9-11月期は赤字転落」が嫌気された。イオンファンタジー <4343> が1月9日大引け後(15:00)に決算を発表。19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比33.9%減の21.2億円に落ち込み、通期計画の60億円に対する進捗率は35.4%にとどまり、5年平均の56.0%も下回った。
  ⇒⇒イオンファンタジーの詳しい業績推移表を見る

■ウエルシア <3141>  4,280円  -560 円 (-11.6%)  11:30現在  東証1部 下落率3位
 9日に決算を発表。「9-11月期(3Q)経常は5%減益」が嫌気された。ウエルシアホールディングス <3141> が1月9日大引け後(15:00)に決算を発表。19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比1.9%増の215億円となったが、通期計画の341億円に対する進捗率は63.3%にとどまり、3年平均の67.3%も下回った。
  ⇒⇒ウエルシアの詳しい業績推移表を見る

■良品計画 <7453>  24,370円  -2,480 円 (-9.2%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 良品計画<7453>は急反落している。9日の取引終了後、19年2月期の連結業績予想について、売上高を4243億円から4093億円(前期比7.8%増)へ、営業利益を500億円から470億円(同3.8%増)へ、純利益を333億円から370億円(同22.9%増)へ下方修正したことが嫌気されている。中国を中心とする東アジア事業が好調だった一方で、国内事業で生活雑貨カテゴリーの不振に加え、冬物商材の売り上げが伸び悩んだことが売上高・利益を押し下げた。また、店舗スタッフの補充や、本部人員増による人件費の増加なども利益を圧迫した。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年3~11月)決算は、売上高3042億1500万円(前年同期比8.7%増)、営業利益348億5900万円(同3.9%増)、純利益303億900万円(同30.2%増)だった。

■ベル24HD <6183>  1,208円  -88 円 (-6.8%)  11:30現在  東証1部 下落率8位
 9日に決算を発表。「9-11月期(3Q)税引き前は15%減益」が嫌気された。ベルシステム24ホールディングス <6183> が1月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結税引き前利益は前年同期比11.1%増の72.3億円に伸びたが、通期計画の96.6億円に対する進捗率は74.9%となり、4年平均の74.4%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒ベル24HDの詳しい業績推移表を見る

■ホンダ <7267>  3,074円  -50 円 (-1.6%)  11:30現在
 ホンダ<7267>やマツダ<7261>といった自動車株が安い。9日のニューヨーク為替市場で一時、1ドル=107円90銭台と108円割れへ円高が進行。午前9時過ぎ時点でも108円10銭前後と前日午後5時時点に比べ80銭程度の急激な円高となっている。ホンダは19年3月期の想定為替レートを1ドル=110円としており、足もとの円高は業績の悪化要因に働く。

■DNAチップ研究所 <2397>  910円  +150 円 (+19.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 DNAチップ研究所<2397>が大量の買いを集めストップ高カイ気配に張り付く人気となっている。昨年12月25日に551円まで売り込まれ、2017年1月以来2年ぶりの安値をつけたが、そこから一気に切り返してきた。DNAチップの開発や次世代シークエンスを活用した遺伝子解析業務を手掛け、再生医療分野に向けた間葉系幹細胞の品質評価解析サービスなど新たな分野の開拓にも期待がかかっている。市場では「昨年末の下げで売り物が出切った感があり、需給面から戻り売り圧力が少ない強みがある。バイオ関連株人気のなか、直近ではSBI証券が同社の非小細胞肺がんのコンパニオン診断サービスを評価して同社株の投資判断を『強気』でカバレッジ開始しており、これが短期資金の流入を誘った」(準大手証券ストラテジスト)としている。

●ストップ高銘柄
 AmidAH <7671>  2,500円  +500 円 (+25.0%) ストップ高   11:30現在
 デュアルタップ <3469>  650円  +100 円 (+18.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 プリントネット <7805>  1,098円  +165 円 (+17.7%) ストップ高   11:30現在
 SKIYAKI <3995>  730円  +100 円 (+15.9%) ストップ高   11:30現在
 ユビAI <3858>  776円  +100 円 (+14.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 エスクロAJ <6093>  272円  -80 円 (-22.7%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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