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【特集】「セルフレジ」が9位にランクイン、消費増税に伴う還元策で脚光<注目テーマ>

セリア <日足> 「株探」多機能チャートより
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 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「セルフレジ」が9位とベスト10内を維持している。

 安倍晋三首相が10月15日の臨時閣議で、消費税率を予定通り19年10月1日に8%から10%へ引き上げると表明。あわせて増税後の消費の落ち込みを緩和するため、中小小売店での商品購入時にクレジットカードなどキャッシュレス決済を使った消費者に、ポイントを還元する案を示したことを受けて、キャッシュレス決済に関連するさまざまなテーマ・銘柄への関心が高まっている。セルフレジもその一つで、軽減税率の適用や還元などで煩雑・複雑になるレジ作業を軽減するために、中小の小売りや飲食店などでもセルフレジの導入が進むとの思惑が働いているようだ。

 安倍首相は11月26日にもキャッシュレス決済をすれば5%のポイント還元を検討する考えを示しており、テーマへの関心がさらに高まる格好となっている。折しも、100円ショップ大手のセリア<2782>が今月から大首都圏で100円ショップ業界初のセルフレジの導入に乗り出しており、今後同業で導入が進めば、大きなインパクトを与えることにもなり、当面、セルフレジ関連からは目が離せなさそうだ。

 きょうは、日本経済新聞朝刊の「スクランブル」欄で「セルフレジ」が人気テーマとして紹介されたことも手伝い、記事中に登場したアルファクス・フード・システム<3814>、メディアシーク<4824>がともに上昇。また、無人小売店システムの販売を始めたと日経MJで報じられたヴィンクス<3784>も高い。また、日本プリメックス<2795>、東芝テック<6588>なども堅調に推移している。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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