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【材料】IBJ---3Qは売上高18.4%増、加盟相談所数及び登録会員数の順調な増加により収益力が向上

IBJ <日足> 「株探」多機能チャートより

IBJ<6071>は9日、2018年12月期第3四半期(18年1月-9月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比18.4%増の82.61億円、営業利益は同6.1%減の10.45億円、経常利益は同6.8%減の10.39億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同6.2%減の6.94億円となった。

コーポレートの売上高は前年同期比21.7%増の11.77億円、セグメント利益は同15.1%増の6.71億円となった。コーポレートでは、加盟店開拓に伴う加盟店数の増加・登録会員数の順調な増加により収益力が向上した。

コミュニティの売上高は前年同期比73.9%増の12.75億円、セグメント利益は同43.0%減の2.59億円となった。コミュニティでは、料金プラン変更および婚活サイトの改修による機能拡充により新規会員の獲得を強化。また、Diverse社の子会社化による会員基盤の拡大によって、収益力が向上した。一方、提供サービスのクオリティ向上に伴う費用や、新規連結に伴うのれんの償却費が増加した。

ラウンジの売上高は前年同期比6.4%増の27.02億円、セグメント利益は同13.1%減の9.42億円となった。イベント事業(婚活パーティー)におけるアプリのダウンロード数増加促進、自社会場企画と開催数の拡充、自社会場企画のクオリティ強化への取り組みを通じた動員数増加による収益力の向上に努めた。また、ラウンジ事業(直営結婚相談所)における婚活アドバイザー及びカウンセラースタッフの拡充とスキルアップ(成婚の育み方)研修の計画的実施など、定員制ラウンジのクオリティ強化による入会数及び成婚数の増加に継続的に取り組んだ。一方、新店舗のオープンに伴う費用や人員増強による費用が増加した。

ライフデザインの売上高は前年同期比13.5%増の31.05億円、セグメント利益は0.30億円(前年同期は0.62億円の損失)となった。ウェディング事業における提携式場数の拡充及び式場送客の増強、旅行事業における中南米、北米、北欧、フィリピン、パプアニューギニアなどのパッケージツアーを企画し、大手旅行代理店へのツアー提供やオーダーメイド旅行をアレンジするなど、収益力の向上に努めた。

2018年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比22.3%増の115.70億円、営業利益は同7.1%減の13.88億円、経常利益は同7.4%減の13.82億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同10.5%減の9.27億円とする8月10日に公表した業績予想を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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