【市況】明日の株式相場見通し=米雇用統計などを前に買い手控え、好決算銘柄には個別の買い
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうは大手通信株の急落に足を引っ張られる相場となった。前日の4~9月期の決算発表時に、NTTドコモ<9437>が、19年4~6月期に2~4割程度の通信料金の値下げを実施すると発表。これに伴う業績悪化懸念から、NTTドコモをはじめ、KDDI<9433>、ソフトバンクグループ<9984>の株価が軒並み急落した。3銘柄の下落で、日経平均を184円分押し下げるかたちとなった。KDDIは約4年ぶりの安値水準となった」との見方が出ていた。
1日の東京株式市場は、目先利益確定の売りが優勢となり、日経平均は前場後半にやや下げ渋る動きをみせたものの、後場に入って売り直される展開となった。日経平均株価終値は、前日比232円81銭安の2万1687円65銭と3日ぶり反落した。
日程面では、10月のマネタリーベース、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)7~9月期運用報告に注目。海外では、米10月の雇用統計、米9月の貿易収支が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)