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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):関電工、ホンダ、大阪チタ

関電工 <日足> 「株探」多機能チャートより
■関電工 <1942>  1,152円  +101 円 (+9.6%)  本日終値
 関電工<1942>が後場急伸。午後1時ごろに発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高2579億7600万円(前年同期比11.4%増)、営業利益141億8500万円(同4.7%増)、純利益93億4900万円(同2.7%増)となり、従来予想の営業利益138億円を上回って着地したことが好感された。生産能力増強に向けた工場建設やインバウンド需要を背景とした宿泊施設などの拡充を背景に、東京電力グループ以外の一般得意先向け工事が好調に推移した。また、販管費を削減したことも寄与した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高5450億円(前期比7.5%増)、営業利益305億円(同4.2%増)、純利益204億円(同7.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■パピレス <3641>  2,910円  +250 円 (+9.4%)  本日終値
 パピレス <3641> [JQ]が急伸。30日大引け後、19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4.9億円→11.5億円に2.3倍上方修正したことが買い材料視された。広告・販売促進施策やサービス改良が奏功し、電子書籍サイトの会員数と会員の購入金額が増えたことが寄与。広告費の売上高比率が想定を下回ったことも上振れの要因となった。上期増額分を下回る形で、通期の同利益も13.3億円→17.5億円に31.9%上方修正。増益率が6.5%増→40.5%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

■LIXILビバ <3564>  1,833円  +155 円 (+9.2%)  本日終値
 LIXILビバ<3564>が後場急伸。同社はきょう正午に、19年3月期第2四半期累計(4~9月)の単独決算を発表。今期から単独決算に移行したため前年同期との比較はできないが、営業利益は58億1900万円と従来予想の53億2800万円から上振れしたことが好感されたようだ。売上高は901億3700万円で着地。主力のホームセンター事業ではリフォーム関連が伸長した。なお、通期業績予想については、従来計画を据え置いている。また、あわせて100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.2%)、15億円を上限とする自社株取得枠を設定したと発表したことも好材料視されているもよう。取得期間は11月1日から来年3月22日までとなっている。

■NSSOL <2327>  3,375円  +285 円 (+9.2%)  本日終値
 新日鉄住金ソリューションズ<2327>が大幅続伸。同社は30日取引終了後に、19年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは従来の234億円から240億円(前期比5.9%増)に上方修正した。売上高予想も2470億円から2580億円(同5.6%増)に増額修正。足もとで主力の業務ソリューション事業が産業・流通・サービス向けを中心に伸びているほか、サービスソリューション事業も鉄鋼向けなどが堅調に推移していることが業績を押し上げるとしている。

■ノジマ <7419>  2,665円  +217 円 (+8.9%)  本日終値
 神奈川地盤の家電量販店ノジマ<7419>は大幅高。同社は30日取引終了後、19年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を5156億円から5200億円(前期比3.6%増)へ、営業利益を179億円から185億円(同8.5%増)へ、最終利益を140億円から147億円(同7.8%増)へそれぞれ増額した。第2四半期累計期間の決算内容が当初予想を上回ったのに加え、下期の業績予想を再び精査した結果、通期業績予想を上方修正した。さらに、中間期と期末の配当を従来予想の16円から1円増配のそれぞれ17円ずつとし、年間配当は前回予想に対して2円増配の34円とした。あわせて発表した第2四半期累計の連結決算は、売上高2460億1200万円(前年同期比5.1%増)、営業利益94億900万円(同26.0%増)、最終利益73億8200万円(同68.4%増)だった。

■牧野フライス製作所 <6135>  4,310円  +340 円 (+8.6%)  本日終値
 31日に発表した「牧野フ、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
  自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
  ⇒⇒牧野フライス製作所の会社開示情報を見る

■日本通運 <9062>  7,150円  +520 円 (+7.8%)  本日終値
 日本通運<9062>は後場上げ幅を拡大。同社はきょう午後1時に、19年3月期通期の連結業績予想を修正。国際貨物の輸送需要が好調に推移していることを背景に、売上高見通しを従来の2兆800億円から2兆1100億円(前期比5.7%増)に上方修正した。一方、台風や地震などの自然災害の影響や燃油費の仕入れ単価の動向を勘案し、営業利益をはじめとする各利益は従来計画を据え置いた。なお、19年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が1兆403億3500万円(前年同期比8.8%増)、営業利益は340億2300万円(同5.6%増)で着地した。セグメント別の利益では、米州や欧州、警備輸送、重量品建設が減益となった半面、日本や東アジア、南アジア・オセアニア、物流サポートは増益を確保した。

■TOA <6809>  1,211円  +88 円 (+7.8%)  本日終値
 TOA <6809> が続急伸。30日大引け後、19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8億円→13.5億円に68.8%上方修正。従来の13.1%減益予想から一転して46.6%増益見通しとなったことが買い材料視された。国内で音響システム機器の販売が想定を下回ったものの、一部費用の発生が下期に後ずれしたことで経常利益は上振れした。なお、通期の経常利益は従来予想の35億円(前期は35.6億円)を据え置いた。

■ホンダ <7267>  3,241円  +197 円 (+6.5%)  本日終値
 30日に決算を発表。「今期税引き前を9%上方修正、配当も3円増額」が好感された。ホンダ <7267> が10月30日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比11.0%増の6413億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の108円→111円(前期は100円)に増額修正した。
  ⇒⇒ホンダの詳しい業績推移表を見る

■大阪チタ <5726>  1,769円  +107 円 (+6.4%)  本日終値
 大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> が急反発。30日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)が前年同期比3.2倍の13億円に急拡大し、従来の3.1%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料視された。円安による収益押し上げ効果に加え、一部取引先への出荷時期の前倒しがあったことなどが上振れの要因となった。前年同期比では航空機向けチタンが伸びたほか、前期に出荷時期ずれがあったポリシリコンの販売が急増した。

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