【注目】話題株ピックアップ【夕刊】（3）：ベルーナ、京セラ、コマツ

■オカムラ <7994> 　1,536円　 +92 円 (+6.4％)　　本日終値
　30日に業績修正を発表。「上期経常を13％上方修正・12期ぶり最高益更新へ」が好感された。オカムラ <7994> が10月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の54億円→61億円(前年同期は53.3億円)に13.0％上方修正し、増益率が1.2％増→14.4％増に拡大し、12期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
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■ベルーナ <9997> 　1,121円　 +65 円 (+6.2％)　　本日終値
　ベルーナ <9997> が続急伸。30日大引け後、19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の41億円→66.1億円に61.4％上方修正。従来の25.9％減益予想から一転して19.7％増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。6月に買収したさが美グループホールディングスの業績上積みなどが収益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の155億円(前期は132億円)を据え置いた。

■京セラ <6971> 　6,138円　 +336 円 (+5.8％)　　本日終値
　30日に決算を発表。「上期税引き前が16％増益で着地・7-9月期も21％増益」が好感された。京セラ <6971> が10月30日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比16.4％増の1056億円に伸び、通期計画の1900億円に対する進捗率は55.6％となった。
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■Ｈ２Ｏリテイ <8242> 　1,753円　 +94 円 (+5.7％)　　本日終値
　30日に決算を発表。「今期経常を12％上方修正」が好感された。エイチ・ツー・オー　リテイリング <8242> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比23.2％減の64.4億円に減った。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の192億円→215億円(前期は242億円)に12.0％上方修正し、減益率が20.9％減→11.4％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の104億円→100億円(前期は146億円)に3.8％下方修正し、減益率が28.9％減→31.7％減に拡大する見通しとなった。
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■エイチワン <5989> 　1,193円　 +64 円 (+5.7％)　　本日終値
　30日に決算を発表。「今期税引き前を8％上方修正」が好感された。エイチワン <5989> が10月30日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比13.5％減の33.5億円に減った。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の60億円→65億円(前期は76.7億円)に8.3％上方修正し、減益率が21.8％減→15.3％減に縮小する見通しとなった。
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■日本冶金工業 <5480> 　300円　 +16 円 (+5.6％)　　本日終値
　日本冶金工業<5480>は大幅続伸。同社は３０日取引終了後、１９年３月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を１４３０億円から１４７０億円（前期比２３．４％増）へ、営業利益を９５億円から９９億円（同２．４倍）へ、最終利益を６３億円から７７億円（同６８．３％増）へそれぞれ増額した。国内外の穏やかな景気回復を背景として、戦略分野である高機能材の需要が堅調に推移していることが、前回の業績予想を上回る背景となった。あわせて発表した第２四半期累計の連結決算は、売上高７１３億２６００万円（前年同期比３５．１％増）、営業利益５４億２６００万円（同６．５倍）、最終損益４７億１００万円の黒字（前年同期２億７８００万円の赤字）だった。

■コマツ <6301> 　2,944.5円　 +151.5 円 (+5.4％)　　本日終値
　コマツ<6301>や日立建機<6305>が高い。２９日の引け後、１９年３月期の連結営業利益を従来予想の３３９０億円から３８１０億円（前期比４２％増）へ増額修正したことが引き続き好感された。また、１１月下旬にも米中首脳会談の開催が見込まれるなか、トランプ米大統領がインタビューで、対中貿易に関して「素晴らしい取引」を見込んでいると発言したことから、米中貿易摩擦の緩和を期待した買いが流入した。なお、中国国家統計局が発表した１０月の中国製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５０．２と９月に比べ０．６ポイント低下し、市場予想（５０．６）を下回ったが、市場の反応は限定的だった。

■オリコ <8585> 　177円　 +9 円 (+5.4％)　　本日終値
　30日に決算を発表。「今期最終を40％上方修正」が好感された。オリエントコーポレーション <8585> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比45.6％増の201億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の200億円→280億円(前期は280億円)に40.0％上方修正し、減益率が28.6％減→0.1％減に縮小する見通しとなった。
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■日本Ｍ＆Ａセンター <2127> 　2,707円　 +134 円 (+5.2％)　　本日終値
　30日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は23％増益」が好感された。日本Ｍ＆Ａセンター <2127> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.0％減の69.5億円となり、通期計画の125億円に対する進捗率は55.6％に達し、5年平均の51.8％も上回った。
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■アルパイン <6816> 　1,921円　 +94 円 (+5.2％)　　本日終値
　30日に決算を発表。「上期経常は78％増益で上振れ着地、今期配当を100円増額修正」が好感された。アルパイン <6816> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比77.8％増の68.5億円に拡大し、従来予想の53億円を上回って着地。同時に、今期の年間配当を従来計画の30円→130円(前期は30円)に大幅増額修正した。
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■セプテニＨＤ <4293> 　192円　 +50 円 (+35.2％) ストップ高 　　本日終値
　30日、セプテーニ・ホールディングス <4293> [ＪＱ]に対して電通 <4324> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、持分法適用関連会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を83％上回る1株260円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は10月31日から12月11日まで。TOBが成立後も、同社株は上場を維持する。

■豆蔵ホールディングス <3756> 　914円　 +150 円 (+19.6％) ストップ高 　　本日終値
　豆蔵ホールディングス<3756>に買い人気集中。技術者を派遣してシステム構築を行うなど情報化コンサルティング事業を手掛けており、企業の旺盛なＩＴ投資需要を背景に業績は好調に推移している。３０日取引終了後、１９年３月期の第２四半期（４～９月）連結業績予想の修正を発表しており、売上高を１１０億円から１１１億１０００万円（前年同期比０．８％増）へ、営業利益を６億円から９億２０００万円（同５．３％増）へ、最終利益を３億９０００万円から５億９０００万円（同１．７％増）へ増額、営業利益、最終利益ともに従来の減益予想から一転増益に変わったことで、これが株価を強く刺激する格好となった。

■ソフトブレーン <4779> 　539円　 +80 円 (+17.4％) ストップ高 　　本日終値
　ソフトブレーン <4779> がストップ高。30日大引け後に発表した18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益が前年同期比20.4％増の7.9億円に伸びて着地したことが買い材料視された。店頭営業支援やコンサルティングを手掛けるフィールドマーケティング事業で一括受託などのストックビジネスの好調が続いたうえ、スポット案件の受注も伸びたことが寄与。書籍販売の増加やコスト削減で出版事業の営業損益が黒字化したことも増益に貢献した。

●ストップ高銘柄
　ｆｏｎｆｕｎ <2323> 　412円　 +80 円 (+24.1％) ストップ高 　　本日終値
　日本ＰＣサービス <6025> 　949円　 +150 円 (+18.8％) ストップ高 　　本日終値
　など、11銘柄

●ストップ安銘柄
　千代田化工建設 <6366> 　562円　 -150 円 (-21.1％) ストップ安 　　本日終値
　エムケイシステム <3910> 　590円　 -150 円 (-20.3％) ストップ安 　　本日終値
　イーソル <4420> 　5,330円　 -1,000 円 (-15.8％) ストップ安 　　本日終値
　以上、3銘柄

株探ニュース