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【材料】<動意株・25日>(前引け)=ワタベウェディング、メディア工房、アイロムグループ

ワタベ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ワタベウェディング<4696>=ストップ高。きょう付けの日本経済新聞で千趣会<8165>のリストラについて取り上げられるなか、出資先のワタベについて「MBO(経営陣が参加する買収)を巡る内部対立が発生」していると報じている。記事によると、ワタベウェディングでは創業家と千趣会側が対立する内部対立が起きており、渡部秀敏会長が取締役会でMBOを提案したとしている。ただ、千趣会にとってワタベが手掛ける婚礼事業の収益は手堅く、簡単には手放せないとして、MBOが成立するかは不透明な状況としており、これが好材料視されているようだ。

 メディア工房<3815>=一時ストップ高。同社は24日取引終了後に、中国個人投資家の包盛杰氏と、香港合弁会社を11月下旬に設立することで基本合意したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。包盛杰氏は、シャンハイ・チャイナ・カードの董事長。合弁会社は、医療ツーリズムを中心としたインバウンド事業や越境eコマース事業などを手掛ける計画だとしている。なお、合弁会社の出資比率は、メディア工房が60%、包盛杰氏が40%となる予定。合弁会社の名称など詳細については、具体的な内容が確定次第公表するとしている。

 アイロムグループ<2372>=全体相場に逆行し大幅続伸。機関投資家の空売り玉の買い戻しを背景に戻り足を強めている。医療機関向けを中心に臨床支援を手掛けるが、週初の22日には同社の完全子会社であるIDファーマが免疫細胞治療に用いる樹状細胞の培養を提携医療機関から受託したことを発表、これが支援材料となって株価の上値追いを後押している。業績も急回復トレンドにあり、18年3月期は営業利益段階で前の期比4.9倍、19年3月期も15%増益の12億円と2ケタ成長を継続する見通し。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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