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2018年09月20日05時30分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

テクノマセマ <日足> 「株探」多機能チャートより

■テクノマセマ <3787>  1,416円 (+300円、+26.9%) ストップ高

 テクノマセマティカル <3787> [東証2]がストップ高。同社は19日、ノイズ低減ソフトウェア「ズームボイス」が、ルネサスエレクトロニクス <6723> 製デバイスによる音声認識ソリューションに採用されたと発表。「ズームボイス」は、数学的手法を駆使したテクノマセ独自のコンピューターアルゴリズム「DMNA」(Digital Media New Algorithm)を使用したノイズ低減ソフトウェア。このほど、アドバンスト・メディア <3773> [東証M]製音声認識技術「AmiVoiceMicro」とともに、ルネサスエレクトロニクス製デバイス(RX ファミリ、RZ ファミリ)による実用的な音声認識ソリューションに採用され、民生機器・産業機器向けに提供を開始した。

■ランドビジネス <8944>  430円 (+80円、+22.9%) ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。ランドビジネス <8944> がストップ高。18日、同社が発行済み株式数(自社株を除く)の6.58%にあたる165万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月19日から19年9月18日まで。

■省電舎HD <1711>  548円 (+80円、+17.1%) ストップ高

 省電舎ホールディングス <1711> [東証2]がストップ高。18日の取引終了後、過去に不適切な会計処理が行われたことに対する再発防止策を発表しており、これを好感した買いが入った。同社では外部からの指摘により、過去の決算について不適切な会計処理が行われた可能性があることを把握。その後の第三者委員会の設置により架空売り上げの計上や、案件間の工事原価の付け替えおよび工事進行基準を適用した案件における工事原価総額の過小見積りによる売り上げ・利益の前倒し計上などの不正な会計処理などが継続的に行われていたことが明らかになったが、これに対してコンプライアンス・関連法令・上場規則などに関する社員研修の実施や、外部講師による経理セクション並びに営業セクションの会計知識の向上、内部管理体制の充実などの防止策を実施するという。なお、同社は東京証券取引所から9月1日付で特設注意市場銘柄に指定されていたが、再発防止策発表で解除への期待も働いたようだ。

■CRI <3698>  3,035円 (+356円、+13.3%)

 CRI・ミドルウェア <3698> [東証M]が急反騰し、年初来高値を更新した。18日大引け後、統合型サウンドミドルウェア「CRI ADX2」の大型アップデートを実施すると発表しており、これを好材料視する買いが向かったようだ。今回のアップデートでは、ツールの操作性を大幅に向上させる操作レイアウトの刷新と、スマートフォンアプリ開発などで広く使用されているmacOS対応のサウンドオーサリングツールを正式リリースする。あらゆる開発ステージで手に馴染む操作レイアウトを新搭載した。この「ADX2」大型アップデート版は「東京ゲームショウ 2018」の同社ブースで先行披露する予定だ。

■積化成 <4228>  1,102円 (+121円、+12.3%)

 東証1部の上昇率4位。積水化成品工業 <4228> が続急騰。同社は19日、タイ子会社が同国内で2拠点目となる工場を新設し、高機能および汎用発泡プラスチック成形品の生産を開始したと発表。タイ子会社であるSekisui Plasticsは、主に梱包資材や部材を自動車部品メーカーに供給しており、工場新設は電気自動車(EV)シフトが世界的に加速するなか、部材の軽量化・安全性・断熱性能向上などに寄与できる素材への要望が高まっていることが背景。今後の販売計画は、2020年度にタイ全体で約40億円としている。

■エニグモ <3665>  1,813円 (+197円、+12.2%)

 エニグモ <3665> [東証M]が4連騰し年初来高値を更新。会社側が14日に発表した上期業績を受けて、SMBC日興証券が18日付で、投資評価「1」を継続し、目標株価を1910円から1980円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、上期業績を踏まえて業績予想を微調整しており、19年1月期の営業利益予想を18億2000万円から18億3000万円へ、20年1月期を同26億4000万円から26億5000万円へ上方修正。18年1月期下期から取り組んできたアクティブ会員の購入頻度向上策やサイトの機能向上策が実績となって結びついてきたことを評価すべきタイミングになったとしている。

■原田工業 <6904>  803円 (+65円、+8.8%)

 原田工業 <6904> [東証2]が急反発。18日、東証が同社を25日付で市場1部に指定すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■MARUWA <5344>  7,610円 (+610円、+8.7%)

 東証1部の上昇率7位。MARUWA <5344> が急反発。東海東京調査センターが18日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を9000円から9100円へ引き上げたことが好材料視された。同センターでは、19年3月期の営業利益を会社計画の98億円を上回る102億円(前期比11.4%増)と予想。セラミック部品事業で車載関連、半導体関連や5G関連向けの販売増加や製品価格の上昇、また、照明機器事業でLED需要の増加や、仕入れの見直し、経費の削減で増収増益を見込むためとしている。

■ファルコム <3723>  1,415円 (+95円、+7.2%)

 日本ファルコム <3723> [東証M]が続急伸。同社は19日午後2時、18年9月期通期の単体業績予想の上方修正を発表した。売上高を18億円から22億6000万円(前期比9.9%増)へ、営業利益を7億5000万円から11億5000万円(同18.6%増)へ、最終利益を5億円から7億7000万円(同19.9%増)へそれぞれ増額した。PlayStation4向けゲームソフト「英雄伝説 閃の軌跡1:改-Thors Military Academy 1204-」および「英雄伝説 閃の軌跡2:改-The Erebonian Civil War-」が国内およびアジア地域で順調に販売を伸ばしており、プレイステーションネットワークでのダウンロード販売も想定を上回った。また、9月27日発売予定のPlayStation4向けゲームソフト「英雄伝説 閃の軌跡4」の受注状況が好調に推移していることが上方修正につながった。

■RPA <6572>  14,220円 (+880円、+6.6%)

 RPAホールディングス <6572> [東証M]が続急伸。同社は19日、子会社のRPAテクノロジーズが、 RPAスキルを身に着けた女性“RPA女子”の人材教育や支援ツールを手掛けるMAIAと業務提携したと発表。RPAテクノロジーズはこの提携で、これまでに培った豊富な知見やノウハウを、RPA女子の高度な実践型人材の育成・就労支援のために提供。今年度中にRPA女子1000人の輩出と、全国への進出展開を目指すとしている。

■鎌倉新書 <6184>  1,453円 (+83円、+6.1%)

 鎌倉新書 <6184> が急反発し連日の年初来高値更新となった。岩井コスモ証券が18日付で投資判断「A」を継続し、目標株価を875円から1650円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同社では、40~60歳代を中心にライフエンディング(終活)に対する関心が高まっていることが、終活に関わる事業を展開する同社にとって追い風になると指摘。また、上期業績を受けて、19年1月期業績は会社予想の営業利益5億2000万円を上回り、同6億円になると予想している。さらに、高齢化社会の進展やインターネット利用者の増加を追い風に中期的な成長が期待できると見込んでいる。

■小松精練 <3580>  1,034円 (+45円、+4.6%)

 合成繊維メーカーの小松精練 <3580> が3連騰。18日に放送されたテレビ東京系 経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」で同社が紹介されたことが刺激材料となった。番組では「地震に負けない!革新技術」をテーマとし、耐震補強材として注目を集めている同社の熱可塑性炭素繊維複合材「カボコーマ・ストランドロッド」が取り上げられた。「カボコーマ・ストランドロッド」は先端素材の炭素繊維を芯地に使用し、外層を合成繊維や無機繊維でカバーリングしたもの。世界的建築家も注目していると紹介され、建築市場における利用拡大を期待する買いが向かったようだ。

■第一生命HD <8750>  2,301.5円 (+93円、+4.2%)

 第一生命ホールディングス <8750> 、T&Dホールディングス <8795> が大幅高。米長期金利が上昇傾向を強め、前日の米10年債利回りは3%台を超え4ヵ月ぶりの水準に達したほか、超長期債である米30年債利回りも大幅上昇で3.20%台まで水準を切り上げている。これは2014年7月以来、実に4年2ヵ月ぶりとなる。長期運用を行う大手生保にとって米国事業での運用利ザヤ拡大への期待が高まっている。また、国内に目を向けても10年債利回りが0.120%と1ヵ月半ぶりの高水準。19日の日銀金融政策決定会合の結果はあまり注目されていないものの、金利上昇傾向にあるなか、収益環境が改善傾向にあることが意識されている。

■コマツ <6301>  3,282円 (+119円、+3.8%)

 コマツ <6301> がマドを開けて4連騰、5日・25日移動平均線のゴールデンクロス示現に加え、株価は中期トレンドの分水嶺である75日移動平均線を上回ってきたことで、トレンド転換を印象づけている。米中貿易摩擦問題の余波で8月以降は調整局面を強いられていたが、トランプ米政権による対中追加関税第3弾の発動決定で目先悪材料出尽くしとの見方が強まった。前日は中国・上海株市場も1.8%高と急反発しており、目先空売りの買い戻しとリターンリバーサル狙いの買いが厚みを増している。

■三井不動産 <8801>  2,636.5円 (+85円、+3.3%)

 三井不動産 <8801> や三菱地所 <8802> 、住友不動産 <8830> といった不動産株が高い。国土交通省が18日発表した18年7月1日時点の基準地価が、前年比で27年ぶりに上昇に転じたことが好感された。訪日外国人客(インバウンド)需要にも乗り、店舗やホテルなどの建つ商業地が上昇した。住宅地はマイナス幅が縮小した。今後の見通しに関して、大手証券では「底堅い景気動向やインバウンド需要、低金利環境の継続などを背景に、三大都市圏を中心に全国的な地価は上昇基調で推移する」と予想している。

■インテージH <4326>  996円 (+31円、+3.2%)

 市場調査・マーケティングリサーチのインテージホールディングス <4326> が反発。同社は18日引け後、同社連結子会社のインテージテクノスフィアが、システム開発を手掛けるエヌ・エス・ケイ(長野県長野市)を子会社すると発表した。インテージテクノスフィアがエヌ・エス・ケイを子会社化することで、両社が得意とする業界・業務領域を中心に、共同提案による営業活動やシステム開発体制の強化を実現し、企画提案から実装までの対応力を向上させるとしている。さらに、将来的には両社の顧客リレーションを生かして、IoT導入やAI活用に関連した付加価値の高い案件獲得を目指すという。

■GMOクラウド <3788>  3,760円 (+90円、+2.5%)

 GMOクラウド <3788> が続伸。19日午後0時55分ごろ、同社が開発した自動車向けIoTソリューションを活用したコネクテッドカー関連事業の推進に関して、双日 <2768> と業務提携契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の提携により、今後両社はGMOクラウドが提供する、車両状態の自動解析・遠隔診断ができるスマホアプリ「LINKDrive by GMO(リンクドライブ バイ GMO)」など自動車向けIoTソリューションの国内外における市場開拓や、新たなサービスの開発などを共同で推進するという。また、将来的にはコネクテッドカー関連事業を展開する合弁会社の設立も検討するとしている。

■ソフトバンクグループ <9984>  10,915円 (+205円、+1.9%)

 ソフトバンクグループ <9984> が商いを伴い反発。全体相場は日経平均2万3000円ライン突破から一気に上げ足を強めてきた。市場では「直近、クレディスイスやゴールドマン・サックスのロングポジションが際立っていた。この両者の買い仕掛けで、2万3000円近辺で空売り玉を抱えていた個人やファンド筋の踏み上げを誘発、全体指数を押し上げる格好となっている。その象徴が前週来のファーストリテイリング <9983> やソフトバンクの動き」(国内ネット証券大手)という。ソフトバンクについては「19日は店内で個人投資家は売り越しているものの、先物絡みで海外筋の買いが株高に反映されている」(同)という。

■国際石開帝石 <1605>  1,373.5円 (+23.5円、+1.7%)

 国際石油開発帝石 <1605> が7連騰、JXTGホールディングス <5020> は6連騰。ここ原油市況が再び強含んでおり、前日のWTI原油先物価格は94セント高と大きく水準を切り上げ、1バレル=69ドル85セントまで上昇した。これを受けて前日の米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連株が買われ、NYダウを押し上げる格好となった。この流れを引き継ぎ東京市場でも原油価格上昇と株価連動性の高い銘柄群に物色の矛先が向いている。

■三菱UFJ <8306>  702.7円 (+10.3円、+1.5%)

 銀行株が軒並み高。三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> や三井住友フィナンシャルグループ <8316> といったメガバンク株や、静岡銀行 <8355> や七十七銀行 <8341> 、千葉銀行 <8331> などの地銀株がそろって値を上げた。18日の米10年債利回りは前日比0.06%高い3.05%と約4ヵ月ぶりの水準に上昇した。これを受け、銀行株には長短金利の利ザヤ拡大による業績好転を期待した買いが流入した。また、日経平均株価が連日の大幅高となるなか、TOPIXの出遅れ感が指摘されている。時価総額が大きい銀行株はTOPIXでのウエートが高く、TOPIXの出遅れ修正期待が高まるとともに銀行株への注目度が高まっている。

■三浦工業 <6005>  3,410円 (+50円、+1.5%)

 三浦工業 <6005> が4日続伸。大和証券は18日、同社株のレーティングを新規「2(アウトパフォーム)」でカバレッジを開始した。目標株価は3800円としている。同社はボイラーの国内大手企業。注目点は(1)営業利益の6割をメンテナンスで稼ぐ安定した収益モデルを持つこと(2)食品機械やボイラーによる国内事業の持続的な成長(3)中国のガスボイラー需要拡大による海外事業の成長期待(4)中長期的なバラスト水処理装置の拡大――を挙げている。同証券では19年3月期の連結営業利益を163億円(会社予想148億円)と増額修正を見込んでいる。

※19日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
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