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2018年09月12日19時30分

【特集】気迷い相場継続も個別物色は健在、最新“来期好業績予想”株 <株探トップ特集>

12日、日経平均は前日までの急上昇への反動から60円安となった。ただ、そうしたなかでも好業績銘柄への個別物色の流れは続いている。

―19年7月期好業績予想12銘柄リストアップ―

 12日の東京株式市場は、前日の米国株上昇や外国為替市場での円安・ドル高進行を受けて朝方は買いが先行したものの、前日まで2日間の比較的急ピッチな上昇への警戒感などから上値の重さが意識されて売り優勢の推移となった。日経平均株価は、前日比60円8銭安の2万2604円61銭で引けた。ただ、そうしたなかでも好業績銘柄への個別物色の流れは持続している。そこで、今回は決算発表を終えたばかりの19年7月期の好業績予想銘柄を紹介する。

●日駐、海外駐車場事業で新規契約の獲得を加速

 日本駐車場開発 <2353> は7日、19年7月期の連結業績予想を発表した。売上高247億円(前期比8.5%増)、経常利益41億円(同13.6%増)、最終利益は26億円(同17.6%増)を見込む。駐車場事業では、エリアマーケティングを強化することで、各商圏エリアでの企業オフィス移転情報や潜在物件となるオフィス・商業施設の駐車場の不稼働情報を早い段階で収集し、インターネットを通じたユーザーの月極駐車場検索状況をもとにした需給の把握で、新規契約獲得につなげる。海外駐車場事業では、東南アジア(タイ、インドネシア)や中国、韓国、台湾で、自動車保有台数の増加に伴う慢性的な交通渋滞が存在するなど、駐車場需給は逼迫している状況を受け新規契約の獲得を加速する。スキー場事業では、運営する8ヵ所のスキー場に加え、レンタル事業やメンテナンス事業を行うグループ会社のノウハウを生かし、安全性を高めつつ、集客活動やサービスをさらに強化する。

●アイル、Web商材の製品力強化で売上高の増加目指す

 中堅・中小企業向け販売在庫管理システムの開発を手掛けるアイル <3854> [東証2]は7日、19年7月期の連結業績予想を発表した。売上高102億円(前期比8.4%増)、経常利益7億2000万円(同31.9%増)、最終利益4億5600万円(同36.5%増)を見込む。今後も中堅・中小企業顧客向けに、ITを有効活用し企業力を強化するソリューション提案に取り組む。主力パッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の業種別機能強化をはじめ、複数ネットショップ一元管理「CROSS MALL」、ポイント一元管理「CROSS POINT」などWeb商材の製品力強化などで売上高の増加を目指す。また、利益率の高いストック型商材の売上増加により、利益率の向上が見込まれる。

●ウチダエスコ、文教市場での環境変化へ積極的対応

 内田洋行 <8057> 系でパソコンネット保守が主力のウチダエスコ <4699> [JQ]は8月30日、19年7月期の連結業績予想を発表した。売上高133億円(前期比6.3%増)、経常利益6億2000万円(同14.4%増)、最終利益4億2000万円(同17.3%増)を見込む。ICTサービス事業では、ストック型ビジネスの拡大およびICTの進展に対応した将来の重点事業を模索するとともに、文教市場での環境変化(学習指導要領改訂、高大接続改革など)への積極的対応、顧客ニーズおよび新技術シーズの情報獲得と対応に努める。オフィスシステム事業では、サプライビジネスの顧客専用Webサイトおよびクラウド型間接材調達支援サービスを中心とした直接販売のさらなる強化に取り組み、オフィスビジネスでは営業力、提案力およびマネジメント力のさらなる強化に努力する。

●サムコ、新製品・新事業への取り組みを加速

 サムコ <6387> は10日、19年7月期の単体業績予想を発表した。売上高64億円(前期比17.1%増)、経常利益9億5000万円(同47.8%増)、最終利益6億4000万円(同56.9%増)と大幅な増収増益を見込んでいる。今期は(1)売上高拡大により事業を成長軌道に乗せる、(2)新製品、新事業への取り組みを加速させる、(3)経営資源を活用したグローバル組織・体制の確立――の3つの課題に取り組むとしている。 18年7月期末の受注残高は20億2100万円(前の期比95.5%増)で、オプトエレクトロニクス分野では通信系レーザー用途、電子部品分野では各種センサー用途などで商談が好調に推移している。また、実装・表面処理分野では引き続きアクアプラズマを重点商品として販売活動を推進する。

●ゼネパッカー、海外事業の拡大とグループ会社間の事業連携強化を推進

 食品向け主体の自動包装機械メーカーのゼネラルパッカー <6267> [JQ]は7日、19年7月期の連結業績予想を発表した。売上高72億円(前期比1.4%増)、経常利益4億円(同6.2%増)、最終利益2億7000万円(同3.7%増)を見込んでいる。アジア地域を中心とした海外事業の拡大とグループ会社間の事業連携強化を重要課題として、現在推進中である第5次中期経営計画で掲げている基本戦略を推進し、さらなる業績の向上を目指す。

◆主な19年7月期好業績予想銘柄◆

               経常
銘柄 <コード>         増益率  株価  PER
日本駐車場 <2353>       13.6   172  22.3
ファーマF <2929> [東証2]  19.8   544  49.4
鳥貴族 <3193>          2.0  2268  35.2
バルニバービ <3418> [東証M]  8.1  2280  34.0
大和コン <3816> [JQ]     0.9  1053  13.5

アイル <3854> [東証2]    31.9  1084  29.8
ウチダエスコ <4699> [JQ]  14.6  1670  14.3
シーズHD <4924>       13.2  4110  30.8
日本スキー <6040> [東証M]  20.6  2125  37.5
ゼネラルパ <6267> [JQ]    6.2  2000  13.1

サムコ <6387>         47.8  1276  16.0
内田洋 <8057>          2.4  2822  14.2

※株価は12日終値(単位:%、円、倍)

株探ニュース
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