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【市況】東京株式(前引け)=続落、米通商問題への懸念と円高を嫌気

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 7日前引けの日経平均株価は前営業日比223円83銭安の2万2264円11銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は6億1117万株、売買代金概算は1兆173億1000万円。値上がり銘柄数は510、対して値下がり銘柄数は1500、変わらずは95銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は、リスクオフの流れが継続し広範囲に売りが先行した。日経平均は前場中ごろに2万2200円近辺で安値をつけた後は下げ渋ったものの戻り足は鈍く、前引けは200円を超える下げで着地した。トランプ米大統領は日本との貿易交渉にも圧力をかける姿勢をみせており、外国為替市場でドル安・円高に振れていることもマイナスに作用している。また、日本時間今晩の米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑も買いを見送らせている。

 個別では東京エレクトロン<8035>が大きく値を下げたほか、ファナック<6954>も軟調、トヨタ自動車<7203>も下値模索が続く。武田薬品工業<4502>が軟調、信越化学工業<4063>も安い。TATERU<1435>も売られた。NISSHA<7915>が急落、SCREENホールディングス<7735>も大幅安。半面、任天堂<7974>がしっかり、花王<4452>も買い優勢だった。ネオジャパン<3921>、ヴィンクス<3784>が値を飛ばし、ダブル・スコープ<6619>も大幅高。前田建設工業<1824>なども買われた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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