【市況】NY株式:NYダウは22.10ドル安、祝日を控えて利益確定の動き広がる
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は22.10ドル安の25964.82、ナスダックは21.17ポイント高の8109.54で取引を終了した。朝方は、カナダとの通商交渉を見極めたいとの思惑から小動き。中国からの輸入品2000億ドルに対する関税引き上げへの警戒感や、連休を控えてポジションを手仕舞う動きが広がり、小幅な値動きに終始する展開となった。ハイテク大型株は買いが継続し堅調推移となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や小売が上昇する一方で自動車・自動車部品やエネルギーが下落した。
自動車大手のフォード(F)は、中国に対する関税の影響で中国工場からの新型スポーツタイプ多目的車(SUV)の輸入を中止し、下落。清涼飲料のコカ・コーラ(KO)は、英コーヒーチェーンのコスタと51億ドルで買収合意したものの、軟調推移。一方で、銃火器メーカーのアメリカン・アウトドア・ブランズ(AOBC)は決算内容が予想を上振れ、40%超の急騰。ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は、通期見通しを引き上げ、大幅上昇となった。
3日はレイバー・デーの休日となるため、米国株式相場は休場となる。来週は、中国に対する追加関税策の実施が焦点となる。
Horiko Capital Management LLC
《SK》
提供:フィスコ