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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:Mipoxがストップ高、JMCは年初来高値更新

シンバイオ <日足> 「株探」多機能チャートより

<4582> シンバイオ製薬 135 0
買い先行も失速。中外製薬<4519>と日本新薬<4516>がCD20陽性の濾胞性リンパ腫を対象とし、抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」との併用が選択できる抗CD20抗体医薬品「ガザイバ」の販売開始を発表。シンバイオ製薬はトレアキシンの製造販売承認事項に関わる一部変更の承認を取得。ガザイバの販売によりトレアキシンとの併用療法が可能となり、患者に新たな治療選択肢を提供できるという。

<6092> エンバイオHD 1160 +84
大幅続伸。子会社の恩拜欧環保科技有限公司が中科核潤生態環境有限公司と土壌修復事業に関する技術協力契約を締結したと発表。恩拜欧は中科核潤が中国北西部6省と内モンゴル自治区で受注する土壌修復事業に関わるコンサルティングや工法設計などを行う。中科核潤は新エネルギー事業を手掛ける現地企業と中国科学院城市環境研究所との合弁企業。

<3989> シェアリングT 1620 +10
続伸。ゲームの企画・開発・運用を行うTAMAに0.30億円を出資すると発表。TAMAは日本プロ野球機構から公式ライセンスを取得した野球ゲームなどを手掛けている。また、動画ショッピングサイト等を運営するDiscoverの株式70株(議決権所有割合70%)を取得し、子会社化する。取得価格は非開示。このほか、十六銀行<8356>から運転資金などで3億円を借り入れると発表している。

<4978> リプロセル 220 +13
大幅続伸。6月11日に発行した第14回新株予約権の権利行使が完了したと発表。新株予約権700万個(700万株相当)が全て行使され、行使価格の総額は13億7680万円となった。権利行使が終了したことから需給悪化懸念が後退し、買い安心感につながった。28日に再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業の17年度分補助金交付額が925万9260円になったと発表したことも引き続き好感されているようだ。

<5381> Mipox 553 +80
ストップ高。一部メディアの会社紹介コーナーでMipoxが取り上げられている。番組では「磨いて世界シェア100%」と題してMipoxがハードディスクの最終工程に使用される研磨フィルムのシェアが100%であると放送。また、次世代のパワー半導体の研磨への取り組みについて渡邉淳社長とCSE IS室を通して紹介した。放送を受けて業績向上を期待した向きが買いを入れているようだ。

<5704> JMC 4530 +700
ストップ高で年初来高値更新。「第1種医療機器製造販売業」の許可を取得したと発表している。取得済みの「医療機器製造業」「高度医療機器販売業・貸与業」と併せ、一般医療機器から高度管理医療機器まで全ての医療機器について、設計から販売まで一貫して行うことが可能となった。これにより事業部間のシナジー効果が見込めるほか、内外の医療機器関連企業とのアライアンスで利益構造を強化できるようになるとしている。

<2180> サニーサイド 1045 +90
急伸。東証の承認を受け、9月5日から第2部へ市場変更すると発表している。19年のラグビーワールドカップの日本開催、20年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、世界から日本への注目が高まっているこの時期こそ更なる企業成長を図る絶好のタイミングと考えたという。今後、第1部昇格に向けた準備も進める。今回の上場市場変更で投資家層の拡大が見込めるとの思惑が広がり、買いが入っている。

<9978> 文教堂HD 389 +52
一時ストップ高。18年のノーベル文学賞発表が選考委員のスキャンダルで見送られたことを受け、同年に限って贈られる新たな文学賞の最終候補に村上春樹氏ら4人が選出されている。新文学賞はスウェーデンのジャーナリストや作家らが設立した団体が選考し、10月12日に受賞者を発表する予定。村上氏が新文学賞を受賞すれば、最新作「騎士団長殺し」など同氏著作の販売増が期待できるとの見方から買い人気を集めている。

《DM》

 提供:フィスコ

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