【市況】明日の株式相場見通し=米中協議を前に見送り姿勢、外部要因で先物主導の波乱も
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょう前場の東京株式市場は、“トランプ米大統領が米国の利上げに不満を表明した”ことが伝えられ、外国為替市場で円高・ドル安が進行し、日経平均は一時前日比145円安まで下落する場面もあった。ところが、昼休み時間中に中国・上海総合指数が堅調な推移となっているのを好感して、後場寄りから株価指数先物主導で前日比プラス圏に浮上した。ただ、ファーストリテイリング<9983>が1銘柄で約42円分押し上げるなど、日経平均寄与度の高い銘柄の上昇が目立った。東証株価指数(TOPIX)は小幅続落となった」との見方が出ている。
日程面では、勤怠管理、経費精算、工数管理などを一体化したクラウドサービス「TeamSpirit」などを提供するチームスピリット<4397>が東証マザーズ市場に新規上昇する。
このほかに、6月の全産業活動指数、6月の毎月勤労統計調査確報値、20日時点の給油所の石油製品価格、7月の白物家電国内出荷実績に注目。海外では、米中次官級通商協議(22~23日)、米7月の中古住宅販売、7月31日・8月1日開催のFOMC議事録が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)