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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:メタップス、ベルーナ、新日鉄住金

新日鉄住金 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ミッドシティ <3227>  84,000円  +5,500 円 (+7.0%)  11:30現在
 20日に決算を発表。「今期経常は65%増で21期ぶり最高益更新へ」が好感された。MCUBS MidCity投資法人 <3227> [東証R] が8月20日大引け後(15:15)に決算を発表。18年6月期の経常利益は前の期比15.4%増の27.6億円に伸び、18年12月期も前期比65.3%増の45.7億円に拡大を見込み、21期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  ⇒⇒ミッドシティの詳しい業績推移表を見る

■メタップス <6172>  2,365円  +105 円 (+4.7%)  11:30現在
 メタップス<6172>が大幅に3日続伸となっている。21日付の日本経済新聞が「政府はモノやサービスの決済の電子化(キャッシュレス化)を進めるための支援に乗り出す」と報じたことが刺激となっているもよう。子会社のpringがスマホ上の決済アプリ「pring(プリン)」を展開しているメタップスをはじめ、スマホ決済「PayB(ペイビー)」を提供するビリングシステム<3623>、「LINEペイ」を手掛けるLINE<3938>、マルチ決済装置を販売しているフライトホールディング<3753>の上げが目立っている。なお、メタップス子会社のpringは20日、みずほ銀行や福岡銀行、西日本シティ銀行、北九州銀行と共同で、9月1日からキャッシュレス決済促進に関する構想の実現性を検証するための実証実験を北九州市で開始すると発表している。

■ベルーナ <9997>  1,174円  +46 円 (+4.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 ベルーナ<9997>は反発している。20日の取引終了後に発表した7月度の売上高(速報値)が、前年同月比22.4%増と24カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。衣料品が前年を上回り総合通販事業が伸長したほか、グルメ、ワイン、オージオなどが売り上げを伸ばした専門通販事業も堅調だった。また、さが美グループホールディングス<8201>が加わった店舗販売事業が大幅に伸長し、ファイナンス事業も融資残高増で好調を維持した。

■Jエレベータ <6544>  2,487円  +57 円 (+2.4%)  11:30現在
 20日、ジャパンエレベーターサービスホールディングス <6544> [東証M]が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■沢井製薬 <4555>  5,850円  +120 円 (+2.1%)  11:30現在
 沢井製薬<4555>が上伸し年初来高値を更新。同社が14日発表した第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比11%増の73億2000万円と好調だった。米国事業などの伸びが収益を押し上げた。SMBC日興証券は20日、同社株の投資評価「2」を継続するとともに目標株価を5400円から5900円に引き上げた。同証券では、米国事業の業績上振れを主因に19年3月期の連結営業利益は会社計画240億円に対して255億円(前期比15%増)への増額修正を予想。20年3月期は267億円への増益を見込んでいる。

■アインホールディングス <9627>  8,180円  +150 円 (+1.9%)  11:30現在
 アインホールディングス<9627>が4日ぶりに反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「ドラッグストア『アインズ&トルペ』で関西圏に出店攻勢をかける」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると19年4月期中に大阪に再進出し、来期までに3店出す方針だという。同社は05年に一度、大阪に進出していたが、その後撤退。今回は再進出となることから、業績への貢献が期待されている。

■新日鐵住金 <5401>  2,253円  +36.5 円 (+1.7%)  11:30現在
 新日鉄住金<5401>が全般軟調相場のなかで強さを発揮している。株価は25日移動平均線の上で頑強に売り物をこなしている。鋼材市況が好転するなか足もとの業績は上向き。自動車向けや産業機械向けに鉄鋼需要が旺盛で、18年4~6月期は連結最終利益が前年同期比35%増の963億5400万円と3割強の伸びを示した。貿易摩擦による影響も限定的なものにとどまっている。きょうは売買代金も増勢にあり、目先機関投資家などによるポジションを高める動きが出ているようだ。

■東洋エンジニアリング <6330>  855円  +11 円 (+1.3%)  11:30現在
 東洋エンジニアリング<6330>が反発している。同社はきょう、パシフィコ・エナジー夢前合同会社(東京都港区)が兵庫県姫路市に建設予定の大規模太陽光発電所を受注したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。今回受注したのは、設計や機器資材の調達、工事、試運転の一括請負。発電容量は72メガワットで、2020年夏の完成を予定している。

■PI <4290>  1,154円  +7 円 (+0.6%)  11:30現在
 プレステージ・インターナショナル<4290>が反発している。20日の取引終了後、18年9月末時点時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。毎年9月30日または3月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対して、グループ会社のプレミア・クロスバリューが運営するクーポン交換プログラム「バリュースターモール」で利用できるオンラインクーポン2000円分を贈呈するとしている。

■MDV <3902>  1,464円  +8 円 (+0.6%)  11:30現在
 メディカル・データ・ビジョン<3902>が反発している。ユニ・チャーム<8113.T>が20日、社員の健康管理を後押しするために、MDVの「カルテコ」を採用したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「カルテコ」は、診療情報を患者が保管して、スマートフォンなどで閲覧できるWEBサービス。今回対象となるのは香川県観音寺市にある工場や開発拠点などユニ・チャーム及びグループ会社の社員計約700人で、近隣のHITO病院で健康診断や人間ドックを受けた社員は、検査結果やX線などの検査画像を、スマホなどでいつでも確認できるようになるほか、過去のデータも保管されるため、時系列で自身の健康状態を把握できるようになるとしている。

■ヤフー <4689>  393円  +2 円 (+0.5%)  11:30現在
 ヤフー<4689>はしっかり。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、傘下のジャパンネット銀行が「2019年夏にも住宅ローン事業に参入する」と報じらており、これを好材料視した買いが入っているようだ。ジャパンネット銀行は既に、ヤフオクやヤフーショッピングに出店する事業者向けに融資を行っているが、記事によると、住宅ローンの提供で貸出金を伸ばすほか、顧客のメインバンクにしてもらうのが目的という。また将来は、人工知能(AI)を審査に活用し、顧客の属性に応じた適切な融資につなげるともあり、ヤフーの持つビッグデータ解析の技術を顧客情報の分析に活用するとしている。

■GAテクノ <3491>  7,660円  -950 円 (-11.0%)  11:30現在
 GA technologies<3491>は5日続落。この日の寄り前、人工知能(AI)審査による家賃債務保証サービス「Renosy Forrent Insure(リノシー・フォレント・インシュア)」の開発を開始したと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。第1弾として、自社で管理する投資用マンションの入居者向けに、AIによる家賃債務保証審査サービスに取り組む方針で、同システムでは、ユーザーの属性や過去の取引・行動データからその場で家賃滞納リスクを推定するという。これにより、より多くの入居者に賃貸機会を提供し、「希望物件の審査が通らない」といった不満の減少などユーザー満足度の向上や、「成約に至らない内見」の減少など賃貸業務の効率化を実現するとしている。

■良品計画 <7453>  32,650円  -500 円 (-1.5%)  11:30現在
 良品計画<7453>は5日続落。20日の取引終了後、第2四半期連結決算で投資有価証券売却益27億7600万円を計上すると発表したが、市場の反応は限定的のようだ。資産の効率化および財務体質の強化を図るために、保有する上場有価証券1銘柄を売却したのに伴い、売却益を特別利益として計上するという。なお、19年2月期業績予想については、修正が必要となった場合には速やかに開示するとしている。

■三菱UFJ <8306>  668.9円  -4.3 円 (-0.6%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>のメガバンク3社がいずれも4日ぶり反落。ここ戻り歩調にあったものの、きょうは全体軟調相場のなか売りに押されている。トランプ米大統領が利上げを続けるパウエルFRB議長の金融政策に不満の意を表明したことで、FRBによる金融引き締め政策の継続性にやや不透明感が出ている。前日に米10年債利回りは2.81%台まで低下しており、メガバンクにとっては米金利上昇に伴う米国事業での運用環境改善に対する思惑が後退した。

■あい ホールディングス <3076>  2,237円  -11 円 (-0.5%)  11:30現在
 あい ホールディングス<3076>が軟調。大和証券は20日、同社株のレーティングを「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」へ引き下げた。目標株価は3020円から2480円に見直した。18年6月期の連結営業利益は前の期比6%増の89億8400万円と会社計画(95億円)に未達で、同証券予想の91億7000万円にも届かなかった。また、19年6月期の同利益も95億円の計画と同証券の従来予想99億円を下回った。IoT関連での先行投資負担が継続し、利益成長を圧迫している。引き続き、セキュリティーでの自社導入機のリプレース需要により、安定的な拡大が継続していくとみているが、先行投資負担により全体の利益成長期待は後退していることを懸念している。

●ストップ高銘柄
 クリエアナブキ <4336>  635円  +100 円 (+18.7%) ストップ高   11:30現在
 日本テレホン <9425>  726円  +100 円 (+16.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 メディアシーク <4824>  728円  +100 円 (+15.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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