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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:任天堂、LINE、オプトHD

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
■任天堂 <7974>  36,430円  +990 円 (+2.8%)  11:30現在
 任天堂<7974>が続伸。売買代金は10時30分時点でNEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>を上回り、全上場銘柄中でトップとなっていた。8月に入り株価は下値を探る展開にあったが、前週末を境に空売りの買い戻しや値ごろ感からの買い戻しが入っている。中国ではゲーム事業が国の管轄から党の管轄へと移行するなか、当局のゲームライセンス承認の凍結の動きが同社株にも逆風材料として意識されたが、市場では「任天堂は中国向けの比重がそれほど大きくなく、影響は限定的。目先は中国と関係の強いゲーム関連株に連れ安した分のリバウンドをとる動き」(国内ネット証券アナリスト)という。

■LINE <3938>  4,690円  +105 円 (+2.3%)  11:30現在
 LINE<3938>は続伸。17日の取引終了後、ウォルト・ディズニー・ジャパン(東京都港区)と協力し、LINE公式アカウント「LINEファンアカウント」を活用した月額/年額会員サービス「Disney×LINE」をスタートしたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「Disney×LINE」は、LINE公式アカウントを月額制にしたアカウント「LINEファンアカウント」を活用したディズニーファンのためのサービス。会員は、ディズニーキャラクターたちの限定スタンプや「LINE」の画面デザインを変更できるLINE着せかえなど、ここでしか手に入らないアイテムを毎月受け取ることができるとしており、新サービスによる業績への貢献が期待されている。

■オプトホールディング <2389>  2,730円  +39 円 (+1.5%)  11:30現在
 オプトホールディング<2389>が続伸。前週末17日の取引終了後、9月3日付で自社株28万2528株(消却前発行済み株数の1.19%)を消却すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。なお、消却後の発行済み株数は2353万5172株となる予定だ。

■コマツ <6301>  3,034円  +18 円 (+0.6%)  11:30現在
 コマツ<6301>、日立建機<6305>が続伸。米中貿易摩擦問題は、中国と米国の通商担当者の間で11月の多国間首脳会議をメドに貿易摩擦解消に向け前向きな動きをみせていることが伝わり、これが日米とも中国関連株に追い風材料として意識されている。米国株市場では前週末に建機最大手のキャタピラーが買われており、この流れを引き継いだ形だ。ただし上値も重い。軟調を極める上海株市場の動向は気になるところで、取引時間中は上海総合指数を横目に神経質な値動きも予想される。

■ロート製薬 <4527>  3,190円  +10 円 (+0.3%)  11:30現在
 ロート製薬<4527>が4日ぶりに反発。東海東京調査センターが17日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を4270円から4600円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。19年3月期第1四半期営業利益は前年比47.4%増の50.6億円となり、通期会社計画の同195.0億円(前期比2.2%増)に対する進捗率は26.0%と前年同期の18.0%を上回っている。これを受けて同センターでは、同社の収益環境は、インバウンド需要やアジア、米国向けの伸長などから引き続き良好とみて、19年3月期通期の営業利益予想を210億円から225億円(前年比17.9%増)に引き上げている。

■あい ホールディングス <3076>  2,282円  -159 円 (-6.5%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 あい ホールディングス<3076>は大幅反落。前週末17日の取引終了後に発表した18年6月期決算は、売上高545億6000万円(前の期比8.9%増)、営業利益89億8400万円(同5.7%増)、純利益61億2500万円(同2.2%増)となり、従来予想の営業利益95億円を下回って着地したことが嫌気されている。セキュリティー機器やカード機器およびその他事務用機器などが伸長した半面、情報機器事業で開発費用が増加したほか、計測機器および環境試験装置事業が苦戦したことなどが利益を圧迫した。なお、19年6月期の連結業績予想は、売上高575億円(前期比5.4%増)、営業利益95億円(同5.7%増)、純利益66億円(同7.7%増)を見込み、年間配当は前期比2円増の40円を予定している。また同社は20日、米インテグレーテッド・メディア・テクノロジーの子会社であるGOXDテクノロジー社と業務提携すると発表した。GOXD社の日本での独占代理店として同社製品やシステムの拡販を行うとともに、グループ会社の見果てぬ夢と連携しIoT時代に向けた新しい映像サービスのビジネスモデルを展開することを目的としているという。

■メルカリ <4385>  3,775円  -60 円 (-1.6%)  11:30現在
 メルカリ<4385>は朝高後、値を消す。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は17日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ引き上げた。目標株価は4600円(従来5000円)とした。20年6月期以降の大幅増益シナリオに大きな変化は無いにもかかわらず、直近の株価が下落したことを受け、レーティングを引き上げた。18年6月期の連結営業損益は44億2200万円の赤字だったが、同証券では19年6月期は44億円の黒字(従来予想は52億円の黒字)を予想。国内外での投資先行期であり、当該期間の収益が低水準であることは、株価には織り込み済みとみており、先行投資が一巡する20年6月期の同利益は233億円の黒字と大幅増益を予想している。

■ライトオン <7445>  1,027円  -13 円 (-1.3%)  11:30現在
 ライトオン<7445>は小幅反落。日証金が17日、ライトオン株について20日から貸借取引の申込停止措置を解除すると発表した。貸借取引の規制解除に伴って、売買の自由度が回復するとの見方があるなかで、きょうは売りが優勢となっているようだ。

■東京エレクトロン <8035>  18,085円  -190 円 (-1.0%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>などが下値模索の展開。前週末に米国株市場では半導体製造装置世界首位のアプライドマテリアルズが7.7%安と急落、画像処理半導体トップメーカーであるエヌビディアも5%近い下落をみせるなど半導体関連株の下げが目立った。フィラデルフィア半導体株指数も4日続落と下げ基調にあり、東京市場でもこの流れを受けて国内外投資家のポジション整理の売り圧力が継続している。

■オイシックス・ラ・大地 <3182>  2,730円  -15 円 (-0.6%)  11:30現在
 オイシックス・ラ・大地<3182>が反発。18日付の日本経済新聞朝刊で、「2019年3月期をめどに、18年2月に買収した同業のらでぃっしゅぼーやの営業損益を黒字にする計画だ」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。同社は、今年2月にNTTドコモ<9437>かららでぃっしゅぼーやを買収。18年2月期は約6億円の赤字だった。記事によると、商品カタログのページ数を削減するほか、広告の出稿先を見直してコストを減らすとしている。なお、オイシックス・ラ・大地の19年3月期営業利益は12億円(前期比34.6%増)を見込む。

■明治機械 <6334>  416円  +80 円 (+23.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 明治機械<6334>がカイ気配を切り上げている。同社はきょう寄り付き前に、大型配合飼料生産プラント工事を受注したと発表。業績への寄与などが期待されているようだ。受注したのは、西日本飼料(岡山県倉敷市)の配合飼料生産設備の工事で、受注金額は約36億円。工事進行基準の適用により、19年3月期から20年3月期にかけて順次、売上計上する予定だとしている。

■ホロン <7748>  1,758円  +300 円 (+20.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ホロン<7748>は前週末に続き値幅制限いっぱいの300円高は1758円で、カイ気配の状態で張り付いている。半導体関連株は、主力どころの銘柄は軟調な展開を強いられているが、中小型の好業績銘柄については同社株のように局地的に人気化する銘柄も出ている。同社はフォトマスクの寸法を測定する半導体電子ビーム検査装置が好調で、19年3月期第1四半期(4~6月)期の営業利益は3億6900万円(前年同期は8900万円の赤字)と急改善、これはクォーターで通期計画にほぼ到達する形となった。信用買い残も整理が進み、直近8月10日申し込み現在で昨年12月15日以来約8カ月ぶりの低い水準にとどまっており、売り圧力の限定的ななかで実質的な青空圏を進む展開にある。

■国際チャート <3956>  353円  +55 円 (+18.5%) 一時ストップ高   11:30現在
 国際チャート<3956>に買いが集中、カイ気配でスタートし、寄り後わずか8分でストップ高に買われる人気となった。電力業界向けを主力とする計測用記録紙の大手で、スーパーや通販向けにラベル事業も好調で収益に貢献している。18年4~6月期営業利益は前年同期比3.4倍で対通期進捗率も50%を超えている。

■ショーエイ <9385>  666円  +100 円 (+17.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ショーエイコーポレーション<9385>がストップ高の666円水準でカイ気配となっている。前週末17日の取引終了後、18年9月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これを好感した買いが入っている。毎年3月31日および9月30日時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対して、一律でクオカード500円分を贈呈するとしている。

●ストップ高銘柄
 日本テレホン <9425>  626円  +100 円 (+19.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 駅探 <3646>  1,105円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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