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【市況】20日の株式相場見通し=NYダウ上昇を好感して買い先行も上値の重い展開に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 20日の東京株式市場は、お盆休み明けに伴い市場参加者の復帰が見込めることから、売買エネルギー回復が見込めそうだ。また、米中貿易摩擦への過度な懸念が後退したことで前週末の米株式市場でNYダウ平均株価が続伸し、約半年ぶりの高値水準となったことを好感して、日経平均は高く始まる可能性がある。ただ、一方でトルコ通貨リラが再び下落し、新興国市場への波及が懸念されることから、中国・上海株式相場への関心が集まりそうだ。中国株の動き次第で日経平均が波乱展開となる可能性もある。

 17日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比110.59ドル高の2万5669.32ドルと続伸した。米中貿易摩擦の緩和への期待が膨らみ、NYダウは2月下旬以来の水準に上昇した。11月の米中首脳会談開催に向けて調整が行われている、との報道が好感された。キャタピラーやボーイングなどの資本財株が買われ、アリババ・グループなど中国ADRも高い。アップルやシスコシステムズなども値を上げた。半面、ウォルマートやナイキ、マクドナルドが安く、テスラが下落した。ナスダック総合株価指数は、前日比9.806ポイント高の7816.330と続伸した。

 日程面では、米政府による2000億ドル分の対中報復関税に関する公聴会の開催(20~23日)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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