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【市況】指数は上値重いが決算銘柄の個別物色は活発/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 22562.10 (+54.78)
TOPIX  : 1735.46 (+2.56)

[後場の投資戦略]

 ソフトバンクG<9984>の大幅高は日経平均への影響が大きいだけでなく、個人投資家のセンチメント改善にも寄与することが期待される。しかし、ソフトバンクGのプラス寄与分(約71円)がなければ日経平均はマイナスとなる格好である。東証1部市場では値下がり銘柄数が全体の半数を占め、株式市場全体への好影響は限定的と言わざるを得ない。新興市場ではマザーズ指数が小動きにとどまり、日経ジャスダック平均は8日続落しており、個人投資家の慎重姿勢も根強いことが窺える。米中貿易摩擦の行方や9日に予定される日米の新通商協議(FFR)の内容を見極めたいところだろう。

 ただ、個別に見るとソフトバンクGや楽天<4755>、日製鋼所<5631>、新興市場でも手間いらず<2477>などが値を飛ばしており、決算を手掛かりとした個別物色は比較的活発である。外部環境の不透明感が強いなか、当面は好決算銘柄の循環物色中心の相場展開が続きそうだ。(小林大純)
《AK》

 提供:フィスコ

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