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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):NTTデータ、合同鉄、東洋紡

NTTデータ <日足> 「株探」多機能チャートより
■NTTデータ <9613>  1,372円  +96 円 (+7.5%)  本日終値
 NTTデータ<9613>が急伸。欧州など海外事業が好調に推移しており、3日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は売上高が5052億4000万円(前年同期比7.4%増)、営業利益は291億4100万円(同10.8%増)、最終利益は208億900万円(同23.1%増)と大幅な伸びを示し市場コンセンサスも大きく上回ったことで、これが買いを呼び込む手掛かり材料となっている。

■合同製鐵 <5410>  2,467円  +167 円 (+7.3%)  本日終値
 合同製鉄<5410>が後場上げ幅を拡大。午後1時30分ごろ、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、営業利益を16億円から22億円(前年同期比25.2%増)へ、純利益を15億円から21億円(同59.9%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は740億円(同25.2%増)で据え置いたが、足もとでメタルスプレッドが当初計画より拡大していることや、コスト削減が進んでいることが要因としている。また、業績予想の修正に伴い、従来25円を予定していた中間配当を5円増額して30円にするとあわせて発表しており、これも好材料視された。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高369億6600万円(前年同期比23.0%増)、営業利益11億5300万円(同93.7%増)、純利益11億9600万円(同2.3倍)だった。

■東洋紡 <3101>  1,908円  +118 円 (+6.6%)  本日終値
 東洋紡<3101>が後場プラス圏に急浮上。午後1時ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高807億6200万円(前年同期比2.9%増)、営業利益53億4700万円(同7.3%増)、純利益30億7300万円(同9.5%増)と増収増益となったことが好感された。フィルム・機能樹脂事業で成長ドライバーのコスモシャインSRFやセラコン用離型フィルムの販売が好調に推移したほか、自動車用エンジニアリングプラスチックが販売を伸ばした。また、産業マテリアル事業ではエアバッグ用基布、生活・産業資材も堅調だった。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高3400億円(前期比2.7%増)、営業利益250億円(同4.5%増)、純利益130億円(同0.3%減)の従来見通しを据え置いている。

■日本曹達 <4041>  679円  +39 円 (+6.1%)  本日終値
 3日に決算を発表。「上期経常を23%上方修正」が好感された。日本曹達 <4041> が8月3日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比0.7%増の24.4億円となった。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の26億円→32億円(前年同期は38.8億円)に23.1%上方修正し、減益率が33.1%減→17.7%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒日本曹達の詳しい業績推移表を見る

■日本ピラー工業 <6490>  1,580円  +80 円 (+5.3%)  本日終値
 日本ピラー工業 <6490> が急伸。3日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比36.4%増の16.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。半導体需要の拡大基調が続くなか、半導体製造装置向け樹脂関連製品の販売が拡大したことが寄与。通期計画の52億円に対する進捗率は31.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■TATERU <1435>  1,971円  +72 円 (+3.8%)  本日終値
 TATERU<1435>が4日続伸。3日の取引終了後、18年12月期第2四半期(1~6月)の連結営業利益を19億2600万円から23億800万円(前年同期比19.9%増)に増額修正したことが好感された。主要事業であるアパート経営プラットフォーム「TATERU Apartment」事業で引渡棟数が当初の想定を上回る水準で推移したことなどが寄与した。18年12月通期の業績予想は据え置いた。

■あさひ <3333>  1,413円  +46 円 (+3.4%)  本日終値
 あさひ<3333>が後場一段高。午後1時ごろに発表した7月度の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比3.3%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。猛暑や豪雨など全国各地における天候不順の影響で客数は同5.0%減と落ち込んだものの、客単価が同8.7%増となったことが牽引した。なお、全店売上高は同6.5%増だった。

■ソースネクスト <4344>  859円  +27 円 (+3.3%)  本日終値
 ソースネクスト<4344>が続伸。この日の午前中、IoT通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」が、スタイリングライフ・ホールディングス(東京都新宿区)プラザスタイル カンパニーの運営する「PLAZA」に、外国人利用客向け接客ツールとして採用されたと発表しており、これを好感した買いが入った。「ポケトーク」は、世界63言語で、互いに相手の国の言葉を知らなくても対話ができる先進のIoT通訳機。今回の採用により、「ルミネ新宿店」をはじめとした外国人利用客の多い28店舗を皮切りに、同製品の利用が開始されるとしている。

■ブロードリーフ <3673>  710円  +21 円 (+3.1%)  本日終値
 ブロードリーフ<3673>は反発。前週末3日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を204億円から212億円(前期比16.5%増)へ、営業利益を33億円から39億円(同29.5%増)へ、純利益を21億円から25億円(同29.4%増)へ上方修正したことが好材料視された。特に自動車けのユーザー更新が牽引役となってシステム販売が好調に推移していることに加えて、下期も堅調な推移が見込まれることが要因としている。また、業績予想の修正に伴い、従来5円50銭を予定していた期末配当を1円増額して6円50銭にするとあわせて発表しており、年間配当は12円と前期実績に対して1円増配を予定している。なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高100億9000万円(前年同期比27.3%増)、営業利益15億4200万円(同67.9%増)、純利益9億9800万円(同78.5%増)だった。

■JCU <4975>  2,931円  +77 円 (+2.7%)  本日終値
 JCU <4975> が高い。3日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比31.0%増の17.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。韓国でプリント配線板用めっき薬品の販売が好調だったうえ、自動車部品用めっき薬品も中国で伸びた。めっき装置などの手持ち工事が順調に進み、装置事業が黒字転換したことも増益に貢献した。

●ストップ高銘柄
 パス <3840>  345円  +80 円 (+30.2%) ストップ高   本日終値
 朝日工業 <5456>  1,589円  +300 円 (+23.3%) ストップ高   本日終値
 エクストリーム <6033>  3,000円  +500 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 ETFS金属 <1676>  11,430円  0 円 (0.0%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 省電舎ホールディングス <1711>  354円  -80 円 (-18.4%) ストップ安   本日終値
 山田コンサル <4792>  2,466円  -500 円 (-16.9%) ストップ安   本日終値
 ASB機械 <6284>  4,980円  -1,000 円 (-16.7%) ストップ安   本日終値
 グンゼ <3002>  5,540円  -1,000 円 (-15.3%) ストップ安   本日終値
 以上、4銘柄

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