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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ニチダイ、パルテック、アイエスビー (1日大引け後 発表分)

ニチダイ <日足> 「株探」多機能チャートより

 1日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ニチダイ <6467> [JQ]  ★4-6月期(1Q)経常は67%増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比67.0%増の3.1億円に拡大して着地。主力の精密鍛造金型が国内やインド、アセアンの自動車関連メーカー向けに販売が大きく伸びたことが寄与。
  上期計画の4.3億円に対する進捗率は74.2%に達しており、業績上振れが期待される。

 パルテック <7587> [東証2]  ★上期経常を51%上方修正、通期も増額
 ◆18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の1.5億円→2.2億円に51.3%上方修正。ファクトリーオートメーションやスーパーコンピュータ―向けに次世代電子回路であるFPGAの販売が伸びたことが寄与。販管費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。
  併せて、通期の同利益も従来予想の4億円→4.7億円に17.5%上方修正。減益率が63.1%減→56.6%減に縮小する見通しとなった。

 クレステック <7812> [JQ]  ★前期経常を一転19%増益・最高益に上方修正、配当も5円増額
 ◆18年6月期の連結経常利益を従来予想の6.6億円→8.4億円に27.2%上方修正。従来の6.7%減益予想から一転して18.6%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。フィリピンで情報機器向け取扱説明書の受注が拡大したことが寄与。昨年7月に子会社化した大野印刷の業績が改善したことも上振れに貢献した。
  業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の34円→39円(前の期は37円)に増額修正した。予想PERが10.9倍→9.0倍に低下し、割安感が強まった。

 遠藤製作所 <7841> [JQ]  ★上期経常を4.5倍上方修正、通期も増額
 ◆18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の8200万円→3億6900万円に4.5倍上方修正。タイで自動車部品向け鋳造品の生産が拡大したことに加え、ゴルフクラブヘッドの販売増加や一部製品の前倒し出荷なども収益を押し上げた。また、生産性が向上したことも上振れの要因となった。
  上期増額分を下回る形で、通期の同利益を6億7900万円→8億5700万円に26.2%上方修正した。

 アイエスビー <9702>   ★今期経常を11%上方修正
 ◆18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比37.8%増の5.2億円に拡大し、従来の8.9%減益予想から一転して増益で着地。医療、車載向け組み込みソフト開発やシステム開発案件を中心とした業務システムなどの受注が好調だったことが寄与。国内外の開発拠点やパートナー企業との連携が奏功し、採算が上向いたことも利益拡大に貢献した。
  業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の7.4億円→8.2億円に10.8%上方修正。増益率が18.0%増→30.8%増に拡大する見通しとなった。

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