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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):アバンライフ、モバファク、モリテック

アバンライフ <日足> 「株探」多機能チャートより
■東京エレクトロン <8035>  18,675円  -115 円 (-0.6%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>は売り先行、前日の米国株市場ではNYダウが大きく反発したものの、米長期金利の上昇を背景に金融株が買われる一方、ハイテク株には売りが目立った。インテルやザイリンクス、エヌビディアといった半導体関連株は揃って値を下げており、フィラデルフィア半導体株指数も反落した。東京市場では為替が1ドル=111円台前半の推移と円が高止まりしていることもあり、同社株の上値も重くなっている。

■アーバンライフ <8851>  1,326円  +300 円 (+29.2%) ストップ高   本日終値
 24日、アーバンライフ <8851> [東証2]に対して三菱地所 <8802> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値の約2.4倍となる1株2415円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は7月25日から9月4日まで。TOBが成立した場合、同社株は上場廃止となる見通し。

■JMC <5704>  2,271円  +400 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値
 JMC <5704> [東証M]がストップ高。24日大引け後、18年12月期上期(1-6月)の経常利益(非連結)を従来予想の3700万円→1億6900万円に4.6倍上方修正。増益率が4.1倍→19倍に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。鋳造事業で自動車EV化による新規部品開発案件や難易度の高い重要保安部品の試作案件の受注が伸びたことが寄与。3Dプリンター出力事業で心臓カテーテルシミュレーターなどの販売が好調だったことも上振れに貢献した。なお、通期業績予想の修正については現在精査中で、8月10日の上期決算発表時に公表する予定としている。

■カイノス <4556>  860円  +150 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値
 カイノス<4556>がストップ高。午前11時ごろに発表した、第1四半期(4~6月)単独決算が、売上高11億7800万円(前年同期比19.5%増)、営業利益1億9800万円(同2.5倍)、純利益1億3700万円(同2.3倍)と大幅増益となったことが好感された。主力の生化学検査分野が堅調に推移したことに加えて、免疫検査分野で輸血検査試薬などが好調に推移したことが寄与。また、人件費など販管費の抑制も奏功した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高47億円(前期比7.1%増)、営業利益4億円(同12.4%減)、純利益2億8000万円(同0.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■ジェネレーションパス <3195>  661円  +100 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値
 ジェネレーションパス <3195> [東証M]が3日連続のストップ高。20日大引け後に、ユニー・ファミリーマートホールディングス <8028> と事業拡大に向けて業務提携したと発表したことが引き続き材料視された。同社は楽天市場やYahoo!ショッピング、アマゾンなどのECモール内にECサイト「リコメン堂」を展開している。今回の業務提携を通じ、両社で構築するECサイトにおいてユニファミマの会員登録者に対し、一般顧客と比較して優遇した条件で商品・サービスを販売する。これにより、同社は商品・サービスの販売の拡大が見込め、ユニファミマは会員登録者数の増加が期待できるとしている。

■モバイルファクトリー <3912>  1,613円  +185 円 (+13.0%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 モバイルファクトリー<3912>が後場急伸。午後0時15分ごろに発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算は、売上高13億6900万円(前年同期比16.1%増)、営業利益3億7200万円(同6.1%減)、純利益2億5600万円(同3.1%減)と営業減益となったが、4~6月期では営業利益2億3600万円(同39.8%増)で過去最高を更新しており、足もと業績の好調を好感した買いが入った。「ステーションメモリーズ!」(駅メモ!)が配信元の変更や他社IPとのコラボイベント実施などで売り上げを伸ばしたことに加えて、プロモーション効果の精査で広告費が減少したことが寄与した。なお、18年12月期業績予想は引き続き非開示としている。

■アライドHD <6835>  142円  +15 円 (+11.8%)  本日終値
 アライドテレシスホールディングス<6835>が後場一段高。傘下のアライドテレシスはきょう、国際的なシステム監査資格団体ISACAのサイバーセキュリティー対策トレーニング環境「CSXトレーニングプラットフォーム」の販売を開始したと発表。これが材料視されたようだ。「CSXトレーニングプラットフォーム」は、バーチャル・ラボ形式を採用したデジタルフォレンジックを習得するための研修プログラム。学習者は指定のURLにログインするだけで、実際のデータセンターに設置されているような高価な機材群を直接制御することが可能で、分析するためのさまざまなアプリケーションを起動しながらフォレンジックの実習を行うことができる。

■モリテック スチール <5986>  649円  +58 円 (+9.8%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率9位
 モリテック スチール<5986>は前日の大幅高に続き、きょうも投機資金が流入し寄り後20分でストップ高に買われる人気となった。自動車向けを主力とする焼き入れ・板金加工大手だが、電気自動車(EV)向けケーブル自動巻き取り式充電スタンドを手掛けていることで、EV関連として注目されている。株価は昨年9月に300円台だったが、そこから急騰態勢に入り、今年1月に1380円の高値まで買われる異彩のパフォーマンスを演じた。信用買い残の整理も続いていたことで、EV関連株人気に乗り一気の戻り足となっている。

■nms <2162>  703円  +59 円 (+9.2%)  本日終値
 nmsホールディングス<2162>が大幅高。25日付の日本経済新聞が「政府はベトナム政府と同国からの介護人材の受け入れ拡大で合意した」と報じ、同国で人材派遣や人材紹介事業を展開する同社に関心が高まったもよう。なお、同社は5月10日に、日本語能力試験の認定取得を前提とした、ベトナム人材向け日本語教育システム「3Lシステム」を開発、運用を開始すると発表。また、日本語教育プログラムだけでなく、異文化教育や製造現場における作業員教育・管理者教育、製造・介護技術取得などのプログラムを順次立ち上げることも明らかにしている。

●ストップ高銘柄
 名古屋電機工業 <6797>  783円  0 円 (0.0%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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