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【市況】25日の株式相場見通し=買い先行も決算本格化目前で上値は限定的

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 25日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が4日ぶりに大幅反発したことを好感して買い優勢のスタートとなりそうだ。ただ、4~6月期決算発表の本格化を目前にして、買い一巡後は模様眺め姿勢が強まる可能性もあり、上値は限定的となりそうだ。25日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=111円20銭台での推移となっている。

 24日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比197.65ドル高の2万5241.94ドルと4日ぶりに反発した。中国が景気浮揚策を発表したことが好感され、キャタピラーやボーイングなど資本財が上昇。決算が好調だった機械のユナイテッド・テクノロジーズやベライゾン・コミュニケーションズなどが買われた。アップルやアマゾン・ドット・コムも高い。半面、アプライド・マテリアルズやマイクロン・テクノロジーなど半導体の一角が安く、ネットフリックスやマイクロソフトが値を下げた。ナスダック総合株価指数は、前日比1.105ポイント安の7840.768と小幅反落した。

 日程面では、中古不動産流通プラットフォーム「リノシー」の開発・運営、プラットフォームを通じた中古不動産の売買仲介などを手掛けるGA technologies<3491>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、23日時点の給油所の石油製品価格、気象庁の3カ月予報に注目。

 海外では、米EU首脳会談、新興5カ国(BRICS)首脳会議(27日まで)、パキスタン総選挙、米6月の新築一戸建て住宅販売、独7月のIfo景況感指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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