市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ナノキャリア、PRTIME、イーガーディ

PRTIME <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本リビング保証 <7320>  4,740円  +700 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値
 住宅設備の保守・保証トータルソリューション事業などを手掛ける日本リビング保証<7320>が一時ストップ高まで買われた。同社は19日、4月の改正宅建業法の施行以降、検査実施件数が大幅に増加し、4~6月の建物状況調査(インスペクション)の実施件数が前年同期比で約560%になったことを明らかにしており、これが材料視されたもよう。また、子会社のリビングポイントが8月から「投資用物件など共同住宅の一棟まるごとインスペクションプラン」、「買主向けあっせん用 設備調査・シロアリ検査プラン」の新サービスを提供すると発表していることも買い手掛かりとなったようだ。

■ナノキャリア <4571>  556円  +80 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値
 ナノキャリア<4571>はストップ高。この日正午過ぎ、台湾オリエント・ユーロファーマ(OEP)社と、「NC-6004」の頭頸部がんを対象とした欧米を含む地域の共同開発についてライセンス契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同契約により、NC-6004の頭頸部がんを対象とした臨床開発は、両社共同で実施する欧米・アジア地域(日本を除く)における免疫チェックポイント阻害剤と併用した国際共同治験になるという。また、ナノキャリアは欧米地域の開発権をOEP社にライセンスし、その対価として開発マイルストン総額800万ドルを受領するとしている。

■PR TIMES <3922>  3,430円  +240 円 (+7.5%)  本日終値
 PR TIMES <3922> [東証M]が続急伸し、連日で上場来高値を更新している。米中貿易摩擦問題が重しとなり輸出関連に積極的な買いが入りにくい状況が続くなか、好業績の内需関連として物色人気を集めている。13日に発表した19年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益は前年同期比85.9%増の1.3億円に拡大した。地方銀行などとの連携強化を背景にニュースリリース配信サイト「PR TIMES」を利用する企業の増加基調が続いている。上期計画の1.9億円に対する進捗率は66.7%と高水準で、業績上振れが期待できる状況にある。また、同社は東証1部への市場変更の準備を進めており、1部昇格候補としても注目されている。

■アイティメディア <2148>  582円  +32 円 (+5.8%) 一時ストップ高   本日終値
 アイティメディア<2148>が大幅高。同社は19日、ソフトバンクグループ<9984>傘下のソフトバンク コマース&サービスとの合弁会社であるアイティクラウドが、米国のG2 Crowdと日本国内での法人向けITレビュープラットフォーム事業で業務提携したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。G2 Crowdは、米国で法人向けITレビュープラットフォームを手掛ける企業で、運営する「G2 Crowd」には累計40万件以上のレビューが投稿されている(7月現在)。今回の提携では、G2 Crowdが持つレビューなどのコンテンツをアイティクラウドに提供するほか、日本国内及びアジア地域で共同事業の展開を検討するとしている。

■ネクストウェア <4814>  373円  +9 円 (+2.5%)  本日終値
 ネクストウェア<4814>は高い。ネットワーク運用やシステム受託開発を手掛けているが、ブロックチェーン技術に積極的に踏み込んでいるのが特徴で顔認証システム分野への展開も注目されている。19日取引終了後、子会社ネクストキャディックスがケーブルテレビ施設管理Webシステム「Cadix―MapServer」とKDDI<9433>が提供する「プロアクティブアラーム検知サービス」のシステム連携オプションの提供を開始すると発表、目先はこれが材料視された。

■イー・ガーディアン <6050>  2,800円  +57 円 (+2.1%)  本日終値
 イー・ガーディアン<6050>が反発。同社は19日、SNS上でのゲームに関する投稿を発見し、自発的にフォローや対応を行う新サービス「ゲーム向けアクティブサポートサービス」の提供を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。同サービスは、公式アカウントとは別にアクティブカスタマー専用アカウントを開設し、これまで同社が培ってきたノウハウを生かした「ペルソナ設計+ゲームキャラクター運営」でリプライやアクションを行うのが特徴。また、TwitterやFacebook以外にも、App StoreやGoogle Playのユーザーレビュー、英語・中国語などの多言語対応など、さまざまな条件での対応が可能としている。

■イグニス <3689>  1,562円  +26 円 (+1.7%)  本日終値
 イグニス<3689>が3連騰。19日の取引終了後、出資先の韓国メモリー社(ソウル市)がブロックチェーン技術を活用したゲーム開発を開始し、年内に提供を開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。メモリー社は、「LINE 大富豪」や「にゃんこ大戦争」のスピンオフゲームである「にゃんこレンジャー」、サンリオ<8136>のキャラクターを活用したフェイスブックインスタントゲーム「Hello Kitty Disco Pop」などのスマホゲームアプリの開発・運営を手掛ける企業。近年、オンラインゲームの世界ではブロックチェーン技術を活用したゲームが登場し始めていることから、メモリー社ではその成長性に着目し、これまで培ってきたスマホゲームアプリ開発・運営のノウハウを生かし、ブロックチェーンゲームの開発・運営を行うとしている。

■テックファム <3625>  1,527円  +25 円 (+1.7%)  本日終値
 テックファームホールディングス<3625>やインターライフホールディングス<1418>、日本金銭機械<6418>、オーイズミ<6428>、コナミホールディングス<9766>などカジノ関連が高い。19日の参院内閣委員会で、カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案が可決し、きょうにも成立する見通しであることを受けて、カジノ整備が本格的にスタートするとの期待から買われたようだ。なお、実施法案ではカジノ認定数の上限を全国3カ所としていることから、今後は候補地の選定などの話題が注目されそうだ。

■レッグス <4286>  1,060円  -90 円 (-7.8%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 レッグス <4286> が続伸で始まり、約4年5ヵ月ぶりの高値となる1180円まで上値を伸ばしたものの、その後は利益確定売りに押された。19日大引け後、18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の2.1億円→4.2億円に2.0倍上方修正。増益率が11.7%増→2.3倍に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。OEM顧客向け商品企画は落ち込んだものの、日用品メーカー向けやカフェ物販が好調だったことが寄与。販管費の増加を吸収し、大幅増益を達成した。なお、通期の経常利益は従来予想の10億円(前期は9.2億円)を据え置いた。

■ショーケース <3909>  1,161円  -66 円 (-5.4%)  本日終値
 ショーケース・ティービー<3909>は大幅続落。19日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を25億円から22億円(前期比18.3%増)へ、純利益を3億円から2億2000万円(同18.3倍)へ下方修正した。なお、営業利益は5億円(同2.6倍)で据え置いた。同時に、連結子会社である株式会社アクルとgalaxyの連結範囲からの除外と、株式会社インクルーズの持ち分法適用関連会社への変更を発表しており、これにより売上高が前回予想を下回る見通し。また、第1四半期に発生した、一部のメディア事業の減損損失4400万円や、galaxyの株式取得時に発生したのれんの減損損失9000万円を特別損失として計上することも最終利益を押し下げるとしている。

●ストップ高銘柄
 イナリサーチ <2176>  1,084円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均