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【市況】日経平均は大幅に4日続伸、こう着感強めるが23000円回復へ期待高まる/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 22921.20 (+223.84)
TOPIX  : 1758.02 (+12.97)

[後場の投資戦略]

 日経平均は直近の戻り高値水準で節目として意識される23000円に迫り、急ピッチの上昇に対する短期的な過熱警戒感もあって利益確定売りが出やすいところだろう。ここまで日経平均の上下の値幅は75円ほどにとどまっており、ややこう着感の強い展開となっている。ただ、ここ数日は海外投資家の先物買いなどから後場強含む場面が多く見られ、23000円台回復への期待が高まりそうだ。為替の円安推移が出遅れ感の強かった自動車株などの見直しにつながっている。また、アジア市場では中国・上海総合指数が4日ぶりに反発しており、中国景気の減速懸念から前日まで売りがかさんだ設備投資関連株にも買い戻しの動きが見られる。通商問題などへの懸念を抱えつつも、目先は米国を中心とした景気の底堅さが意識されているようだ。

 新興市場でもマザーズ指数や日経ジャスダック平均が反発した。ただ、マザーズ指数は朝方の買いが一巡すると伸び悩んでいる。主力大型株に関心が向かいやすい状況だが、個人投資家が中小型株に対し、需給面で選別色を強めているとみておきたい。(小林大純)
《AK》

 提供:フィスコ

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