【市況】米国株見通し：中国経済は底堅いとの見方も

S&P500先物　 2806.25（+ 3.00）　（17:45現在）
ナスダック100先物　 7407.00（+14.00）　（17:45現在）


　17時45分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は50ドル高程度で推移している。欧州株式市場は大方上昇。時間外取引のNY原油先物は0.45ドルほど下落。こうした流れを受け、16日の米株式市場は買い優勢気味に始まろう。


　本日発表された中国の4-6月期国内総生産（GDP）は、市場コンセンサスと一致。また、6月小売売上高は予想より強く、逆に同鉱工業生産は弱い内容となった。13日の6月貿易統計と合わせ総じて底堅いとの見方から、米中貿易戦争を背景とした中国経済への懸念はいったん収束、との指摘も出ている。NY原油先物については、時間外取引で反落しているが、底堅い展開が見込まれる。


　本日発表となる米経済指標は、6月小売売上高、7月NY連銀製造業景気指数、5月企業在庫。なかでも、注目の小売売上高とNY連銀製造業景気指数は鈍化が予想されており、株価にネガティブな材料となる可能性がある。決算発表は、ネットフリックスやバンク・オブ・アメリカなどがある。

《KK》

　提供：フィスコ