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【市況】明日の株式相場見通し=2万2000円挟んで売り買い拮抗、MTGの新規上場に注目

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(10日)の東京株式市場は、前週末ときょうの日経平均株価が大幅続伸し、合わせて500円を超える上昇幅となったことから、利益確定売りも想定され、2万2000円を挟んで売り買いが拮抗する推移となりそうだ。

 市場関係者からは「前週末に発表された米6月の雇用統計で、物価上昇の先行指数として注目される平均時給が前月比で0.2%上昇と、市場予想に届かなかったことからインフレ加速の思惑が後退し、米株式が上昇したことで日本株にも買いが先行した。中国などアジア株も堅調で、株価指数先物主導で日経平均を押し上げた。エーザイ<4523>の連日のストップ高は、日経平均を2日間で約110円上昇と大きく牽引したことになる」との見方が出ていた。

 週明け9日の東京株式市場はリスクを取る動きが優勢となり、日経平均株価は寄り付き高く始まった後、次第に上げ幅を広げ一時、300円を超える上昇をみせた。日経平均株価終値は、前週末比264円04銭高の2万2052円18銭と続急伸した。

 日程面では、美容機器、健康機器、化粧品などの企画開発および製造販売を手掛けるMTG<7806>が東証マザーズに新規上場する。

 このほかに、6月のマネーストック、6月の工作機械受注額に注目。海外では、中国6月の生産者物価指数・消費者物価指数、独7月のZEW景況感指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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