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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2018年6月29日

 今週の日経平均終値は22304円51銭、前週末比212円32銭安でした。

 日経平均は今週も下げましたが直前安値2万1931円(5月30日)は割り込まずかろうじてチャートの形は保っています。ただ、13週移動平均線(2万2394円)、26週移動平均線(2万2330円)は若干ですが割り込んでおり、このレベルでの反発力の弱さもあって、当面は調整含みの相場が続きそうです。円相場が案外安めで推移しているので大崩れの心配はなさそうですが、これもいつ急変するか分からないもの。多くはトランプ発言が急変のきっかけとなっているので、同氏そのものを「リスク」(振れ幅)とするのが基本形となりつつあります。今年はトランプ大統領の強硬な通商政策に振り回され早くも半年が経過。この間、ダウ平均も日経平均も1月26日の高値が遠いままとなっています。日本を含め世界はトランプ通商政策に強く反発していますが、当の米国民は声高に反発している様子はあまりなく、秋の中間選挙で共和党が大きく負ける感じはまだ伝わってきません。案外、トランプ大統領のやっていることが米国民の本音だとすれば、米国の強硬な通商政策は今後も強弱の変化はあるにせよ続くものと考えねばならないでしょう。不確実な状態が続きそうで7月相場も引き続き2万2000~3000円のレンジ相場となりそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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