【市況】東京株式(前引け)=反落、米通商政策への警戒感から買い手控え
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京市場は、リスク回避の売りが優勢。米国の通商政策に対する懸念が強いほか、イラン産原油の輸入停止要求が原油市況の急騰に反映されるなど先行き不透明感が買い手控えムードにつながっている。外国為替市場では取引時間中に再び1ドル=109円台に入るなど円高方向に振れていることも投資家マインドを冷やした。ただ、売り圧力は限定的で、目先空売り筋の買い戻しで前引けにかけ日経平均は下げ渋る展開となっている。
個別では、トヨタ自動車<7203>が軟調、キヤノン<7751>、東海カーボン<5301>も値を下げた。カチタス<8919>が大幅安、ニッパツ<5991>も売られた。牧野フライス製作所<6135>、新日本電工<5563>なども下落した。半面、ソニー<6758>が堅調、東京エレクトロン<8035>、信越化学工業<4063>もしっかり。資生堂<4911>も買い優勢となった。日本オラクル<4716>が急伸、レノバ<9519>、バリューコマース<2491>なども値を飛ばした。山崎製パン<2212>も買われている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)