【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ライドオンE、グレイス、レントラクス
ライドオンE <日足> 「株探」多機能チャートより
ライドオン・エクスプレス<6082>が後場一段高で新値追い。同社は18日、ペッパーフードサービス<3053>が展開している「いきなり!ステーキ」のデリバリーサービスを開始したと発表。先行トライアルとして立川店、赤坂店、新橋店でスタートさせており、今後の取り扱い店舗拡大などが期待されているようだ。また、サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本対コロンビア戦を今晩に控え、同社が手掛ける宅配寿司「銀のさら」などの需要増なども期待されているようだ。
■グレイステクノロジー <6541> 1,986円 +131 円 (+7.1%) 本日終値
グレイステクノロジー<6541>は大幅反発。18日の取引終了後、18日付で東京証券取引所本則市場への変更予備申請を行ったと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社は、16年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場したが、さらに社会的な認知度や信用力を高め、企業価値の向上を図るために、東証1部への市場変更を目指すという。なお、市場変更時における公募増資や売り出しは、現時点では計画しておらず、また、東証による市場変更の承認の可否や時期は不確定としている。
■レントラックス <6045> 780円 +51 円 (+7.0%) 本日終値
レントラクス <6045> [東証M]が続急伸。同社はインターネット成果報酬型広告サービスや検索連動型広告代行を手掛ける。18日大引け後に発表した5月の売上高が前年同月比18.5%増の7.9億円に拡大したことが買い材料視された。月次ベースの売上高は2月以来3ヵ月ぶりに前年実績を上回った。また、成果報酬型広告サービス事業におけるパートナーサイト(広告掲載媒体)の運営者数も前月比392人増の2万5840人に伸びている。
■AMBITION <3300> 1,825円 +88 円 (+5.1%) 本日終値
AMBITION<3300>が5日ぶりに反発。18日の取引終了後、住宅宿泊事業法(民泊新法)施行後に、同社の民泊事業の予約率が上昇傾向にあると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。会社側によると、適法に運営してきた民泊の予約は、6月14日以前のオフシーズンの予約が50~60%だったのに対し、民泊新法施行日以後は80~90%以上の予約率に上昇しているという。なお、18年6月業績への影響は軽微としている。
■サイオス <3744> 1,124円 +47 円 (+4.4%) 本日終値
サイオス<3744>は大幅高。リナックスを活用したシステムインテグレーションに強みを持ち、人工知能(AI)開発に意欲的に取り組んでいる。オープンソースソリューションをはじめ、クラウドコンピューティング、ビッグデータ分析、フィンテック、アプリケーションプログラミングなど幅広く展開。エピゲノムの情報解析分野にも踏み込み、提携によりエピゲノムのクラウドプラットフォーム構築も進めている。上場時の2004年に4400円(分割修正値)の高値をつけており、極めて天井も高い。
■岡藤ホールディングス <8705> 314円 +9 円 (+3.0%) 本日終値
岡藤ホールディングス<8705>が3日続伸。18日の取引終了後、子会社である三京証券および日本フィナンシャルセキュリティーズで、東京金融取引所に上場されている「取引所為替証拠金取引(くりっく365)」の取り扱いを7月2日に開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。なお同社では、1月に取り扱いを開始した取引所株価指数証拠金取引(くりっく株365)と、今回取り扱いを開始する取引所為替証拠金取引(くりっく365)をグループの収益の柱の一つとなることを目指して事業を展開するとしている。
■GMOアドパートナーズ <4784> 471円 +12 円 (+2.6%) 本日終値
18日、GMOアドパートナーズ <4784> [JQ]が発行済み株式数の1.64%にあたる27万5000株(金額で1億4000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は6月19日から12月末まで。
■ビジョナリー <9263> 129円 +3 円 (+2.4%) 本日終値
ビジョナリーホールディングス<9263>が3日ぶり反発。午後0時30分ごろ、22年4月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、最終年度に売上高321億2000万円(18年4月期217億7600万円)、営業利益25億円(同7億100万円)を目指すとしたことから、成長期待が高まったようだ。現在4店舗を展開している次世代型店舗への移行を進めるほか、商圏に合わせた出店の継続、M&Aの推進、新たな市場開拓を目指すウエアラブル端末事業の成長などを図る方針だ。
■ヨシムラHD <2884> 1,319円 +11 円 (+0.8%) 本日終値
ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>が反発。同社は18日取引終了後に、まるかわ食品(静岡県磐田市)が行っているギョウザの製造・販売事業を譲り受けることで基本合意したと発表。事業譲受は7月を予定。同社は、保有する生産管理能力を活用して生産力を向上させ、グループの販路を使って売り上げを伸ばすとしている。なお、事業譲受による業績への影響は現在精査中で、開示すべき事項が発生した場合は速やかに公表するとしている。
■クルーズ <2138> 2,049円 +16 円 (+0.8%) 本日終値
18日、クルーズ <2138> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の4.47%にあたる51万7200株(金額で10.4億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は6月19日から12月18日まで。
●ストップ高銘柄
窪田製薬HD <4596> 451円 +80 円 (+21.6%) ストップ高 本日終値
Olympicグループ <8289> 871円 +150 円 (+20.8%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース