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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ソフトウェア、三井金、SUMCO

ソフトウェア <日足> 「株探」多機能チャートより
■ソフトウェア・サービス <3733>  7,480円  +10 円 (+0.1%)  本日終値
 ソフトウェア・サービス<3733>が続伸。15日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高が前年同月比50.4%増の15億3500万円だったと発表しており、これを好感した買いが入った。また、受注高は13億5000万円(前年同月比2.2倍)、受注残高は45億5500万円(同31.3%増)だったとしており、これも好材料視されたようだ。

■三井金属 <5706>  4,810円  -340 円 (-6.6%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 非鉄株が安い。三井金属<5706>、住友金属鉱山<5713>や三菱マテリアル<5711>などが値を下げた。トランプ米政権が、対中制裁関税を7月から発動することを決定したことを受け、米中貿易摩擦の激化による影響を懸念する売りが膨らんだ。ロンドン金属取引所(LME)で15日、銅相場は前日比157ドル安の1トン=7020ドルに下落した。足もとで中国の経済指標に弱含みの数字が出ていることも警戒されている。

■SUMCO <3436>  2,228円  -121 円 (-5.2%)  本日終値
 SUMCO<3436>が7日連続安と下値模索の展開を強めている。また東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>なども下落基調にある。米半導体株の上昇局面でもトランプ米政権の保護主義による影響も意識され、反騰局面に乗り切れない状況が続いていた。前日は米国株市場でもアプライドマテリアルズやインテルなど半導体関連株が売られ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体指数も軟調で目先は見切り売りが優勢となっている。

■ツガミ <6101>  1,025円  -53 円 (-4.9%)  本日終値
 ツガミ<6101>、牧野フライス製作所<6135>など工作機械株が総じて軟調。米中間の貿易摩擦問題が先鋭化するなか、日本株も輸出セクターにマイナスの影響が出ている。特に、ハイテク製品の生産に関して、中国企業は工作機械など日本企業の設備関連機器を多く輸入していることで、中国製品の25%追加関税に伴う間接的な需要減の思惑が強く、目先の売り圧力につながっている。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,150円  -24.5 円 (-2.1%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>など石油関連株が安い。15日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近7月物が前日比1.83ドル安の1バレル65.06ドルと下落した。トランプ米政権が、対中制裁関税を7月から発動することを決定したことを受け、米中貿易摩擦の激化による原油需要伸び悩みを懸念し原油安が進行。これを受け、石油関連株には売りが先行した。

■エイジス <4659>  3,780円  -80 円 (-2.1%)  本日終値
 エイジス<4659>は3日続落。前週末15日の取引終了後に発表した5月度売上高(連結)が前年同月比0.3%減と3カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。同社は、棚卸代行の国内最大手。19年3月期は売上高285億円(前期比6.1%増)、営業利益35億円(同7.4%増)を見込んでいる。

■ファンコミ <2461>  742円  -10 円 (-1.3%)  本日終値
 ファンコミュニケーションズ<2461>が4日続落。前週末15日の取引終了後に発表した5月度の月次業績速報で、連結ベースの売上高が前年同月比6.3%減となり、8カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。アフィリエイト広告サービスのCPA型アドネットワーク事業は同2.9%増と前月に続いてプラスを維持したものの、アドネットワークや行動ターゲティングなどのCPC/ターゲティング型アドネットワーク事業が同30.2%減と落ち込みが大きかった。

■駅探 <3646>  871円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
 駅探<3646>が大幅続伸で年初来高値を更新。同社は15日取引終了後に、7月にもクラウド型旅費交通費精算サービス「駅探BIZ」の販売を開始すると発表。このサービスは、同社の乗り換えエンジンを活用した従来の「運賃検索機能」、「定期代および定期払い戻し代検索機能」、「定期区間登録および定期区間運賃控除機能」などに加え、新たにSuicaやPASMOなどの交通系ICカードに蓄積された電車、バスの乗車履歴データを同社が特許を取得した独自技術で解析、加工することで、交通費精算業務を大幅に効率化できる業務用ソリューションサービス。同社では今期連結業績に与える影響は軽微ながら、中長期的に売上高増加に寄与することを見込んでいる。

■Olympicグループ <8289>  721円  +100 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 Olympicグループ<8289>がストップ高。17日朝のTBS系生活・情報バラエティ番組「がっちりマンデー!!」で、傘下のサイクルオリンピックの「FREE POWER(フリーパワー)」が紹介されたことが好材料視された。「儲かる自転車ビジネス2018」の特集で紹介されたもので、ギア内部にシリコーンを搭載し、踏み込む力で中のシリコーンを圧縮し、その反発力を効率よく推進力に変換することで、電気を使わず電動自転車のように楽にこげるという。どんな自転車にも搭載できることから、ヒット商品化への期待が高まっているようだ。

●ストップ高銘柄
 駅探 <3646>  871円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値 など、2銘柄
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 ビート <9399>  681円  -150 円 (-18.1%) ストップ安   本日終値
 グローバルウェイ <3936>  4,175円  -700 円 (-14.4%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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