【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(6月15日記）

　日経平均株価は、昨晩の円安により先物が上昇したため、寄り付き値が反発して始まる公算です。

　現在がすでに下降の流れへ入っているなら、昨日の始値2万2842円前後で強く上値を抑えられて、すぐに下降を開始すると考えられます。

　目先の展開ですが、(1)本日は昨日の陰線の範囲内で引けて、翌日に下放れて始まるか、(2)本日、寄り付き後、すぐに下降を開始して、昨日の安値以下へ下げる展開、の二つが考えられます。

　昨日の下げは、5月30日以降の上昇の流れが終息していることを示唆しています。

　本日、寄り付き後の価格が大きく上昇する場合でも、13日の高値2万2993円を前に上値を抑えられる公算です。


情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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