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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):りらいあ、エムスリー、大東建

りらいあ <日足> 「株探」多機能チャートより
■りらいあ <4708>  1,621円  +37 円 (+2.3%)  本日終値
 りらいあコミュニケーションズ<4708>が3日続伸し年初来高値を更新。この日の午前中アダストリア<2685>が運営するファッションECサイト[.st](ドットエスティー)のチャットボット「コトヨさん」にバーチャルエージェントを提供したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。アダストリアが運営するECサイト[.st]は、全25ファッションブランドを統合。従来の顧客からのメールや電話、FAQの対応に加えて、新しい問い合わせチャネルとして、機械学習型人工知能(AI)エンジンを搭載したバーチャルエージェントを導入することで、顧客の疑問に24時間365日自動で応対し、セール時など問い合わせが集中する時期でも顧客を待たせすることなく対応ができるようになるとしている。

■エムスリー <2413>  4,695円  +105 円 (+2.3%)  本日終値
 エムスリー<2413>が3日続伸、前週7日に下ヒゲ陽線で底値を確認し戻り足鮮明、そこから3連続陽線で動きを一変させている。製薬会社のマーケティングや情報支援を行っており、業績は売上高、利益ともに拡大路線をまい進、最終利益は19年3月期に6.5%増の209億6000万円と初の200億円乗せを見込み、これで9期連続の過去最高利益更新となる。今月初旬には不眠治療アプリ開発中のサスメド(東京都中央区)との資本・業務提携を発表、ブロックチェーン技術を使った臨床試験分野で協業する方針で、新分野での業容拡大に向けた布石にも期待がかかる。

■トランス・コスモス <9715>  2,727円  +56 円 (+2.1%)  本日終値
 トランス・コスモス <9715> が上伸。11日大引け後、株主優待制度を拡充すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かったようだ。500株以上1000株未満の区分を新設し、保有年数3年未満でクオカード1000円分、3年以上保有で同2000円分を贈呈する。また、1000株以上保有の株主には現行のカタログギフトに加え、クオカード(3年未満保有で1000円分、3年以上保有で2000円分)を追加で贈呈する。19年3月末を基準日とする優待制度から適用する。

■ジャパンミート <3539>  2,412円  +39 円 (+1.6%)  本日終値
 ジャパンミート <3539> [東証2]が続伸し、連日で上場来高値を更新した。11日大引け後に発表した18年7月期第3四半期累計(17年8月-18年4月)の連結経常利益が前年同期比13.5%増の37.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。繁忙期である年末商戦が好調だったことに加え、前期に出店した5店舗の採算が改善し、2ケタ増益を達成した。通期計画の42.4億円に対する進捗率は87.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■トナミホールディングス <9070>  7,460円  +100 円 (+1.4%)  本日終値
 トナミホールディングス<9070>が6日ぶりに反発。東海東京調査センターが11日付で投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を6550円から9150円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同センターでは、業界の競争環境緩和による収益性改善がさらに加速すると見ているほか、同社の収益性・バリュエーション面を考慮すれば、同業他社に比べて株価に割安感があると指摘。4月以降、業界全体で運賃単価の引き上げは一段と加速しているもようで、特に上期は運賃単価上昇により、同社の貨物運送事業も堅調な増益となると想定しており、19年3月期の会社予想営業利益65億円に対して、同センターでは前期比22.4%増の68億9000万円を予想している。

■大東建託 <1878>  18,185円  +215 円 (+1.2%)  本日終値
 大東建託<1878>が続伸。11日の取引終了後、「DK SELECT」の新ペットブランド「にゃんRoom わんRoom」の展開を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社はこれまでにも、ペット共生オプションとして、主に管理面を考慮した内装材や腰見切、ペット用足洗い場、ペット用床材などを提供してきた。今回新たに追加するアイテムは、獣医師監修のもとで考案されたアレンジ自在な「ペットクローク」やねこの遊び場となる「キャットウォール」などで、人とペットの住みやすさを重視したものとなっているという。

■スタジオアリス <2305>  2,673円  +31 円 (+1.2%)  本日終値
 スタジオアリス<2305>が4日続伸。11日取引終了後に発表した5月の月次売上高が、前年同月比2.8%増の29億3500万円で2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。既存店の客単価は同0.4%減と苦戦が続いたが、撮影件数が同1.5%増と増加に転じたことが寄与した。

■ニッコンHD <9072>  3,105円  +35 円 (+1.1%)  本日終値
 ニッコンホールディングス<9072>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が11日付で、投資判断「ホールド」を継続し、目標株価を2700円から2900円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。主力顧客である自動車向けの物流業務(運送、倉庫、梱包)、テスト事業が堅調に推移していることから、同証券では19年3月期営業利益を199億円(前期比5%増、会社予想195億円)と、中計最終年度目標(20年3月期営業利益200億円)をほぼ前倒し達成すると予想している。物流業務の人件費・燃料費増加、テスト事業の人材育成の遅れによる収益機会の逸失(減収要因)を織り込み、従来予想の204億円からは下方修正したが、算定基準期や妥当倍率の変更、税率の引き下げの影響が利益予想の減額の影響を上回るとして、目標株価を引き上げている。

■DACHD <6534>  2,920円  +23 円 (+0.8%)  本日終値
 D.A.コンソーシアムホールディングス <6534> [東証2]が反発し、連日で上場来高値を更新した。11日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の100億円→205億円に2.1倍上方修正。増益率が13.6%増→2.3倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。子会社ユナイテッド <2497> [東証M]が保有するメルカリ <4385> [東証M]株を売却することに伴い、売却益126億円を計上することが利益を押し上げる。

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