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【市況】東京株式(前引け)=続伸、米朝首脳会談横目に目まぐるしく上下

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 12日前引けの日経平均株価は前営業日比63円37銭高の2万2867円41銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は6億2712万株、売買代金概算は1兆1441億5000万円。値上がり銘柄数は984、対して値下がり銘柄数は968、変わらずは134銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は方向感が目まぐるしく変わる展開。買い優勢で始まり日経平均は2万3000円台回復後に値を消し小幅マイナス圏に沈んだがすぐに買い直され、その後前引けにかけて再び水準を切り下げる展開。引け際に買いが厚くなり結局日経平均は60円高強の上昇で着地した。米朝首脳会談を横にらみに神経質な展開が続くが、アルゴリズム取引を活用した高速売買の影響も反映された。アジア株が総じて安く推移していることはネガティブ要因ながら、ドル・円相場は1ドル=110円台前半の円安で主力株には追い風となっている。値上がり銘柄数と値下がり数が拮抗しており、全体売買代金は1兆円を超えた。

 個別では日本電産<6594>が買い優勢、ファーストリテイリング<9983>も堅調。LITALICO<6187>が急伸、フリービット<3843>も物色人気となった。LINE<3938>が上昇、GMOインターネット<9449>なども買いを集めた。半面、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>が軟調、東海カーボン<5301>も安い。ローム<6963>は大きく売りに押された。シーズ・ホールディングス<4924>が急落、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も大幅安となった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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