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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:モノタロウ、サイバー、OKウェイヴ

モノタロウ <日足> 「株探」多機能チャートより
■オウケイウェイヴ <3808>  4,700円  +315 円 (+7.2%)  11:30現在
 オウケイウェイヴ <3808> [名証C]が急反発。11日取引終了後、プレミア証券の全株式を取得し子会社化すると発表しており、業容拡大による収益貢献に期待する買いが向かった。取得価額は4億円で、子会社化は7月を予定している。今回の買収を通じ、同社が運営するQ&Aサイト「OKWAVE」にプレミア証券の投資アドバイザーが専門家回答者として参画し、サイトの付加価値向上を図る。またブロックチェーン技術を用いた感謝を価値化する新たな経済圏「感謝経済プラットフォーム」の拡大に向けて協業する。

■マクロミル <3978>  2,515円  +101 円 (+4.2%)  11:30現在
 マクロミル<3978>は続伸している。きょう付の日本経済新聞で「NECは調査会社のマクロミルと人工知能(AI)のマーケティング活用で提携する」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、コンビニエンスストアの棚にカメラを設置して来店客の視線を検知し、AIが画像分析で目にとどまりやすい商品を割り出す仕組みを構築するという。メーカーにとって、消費者が手に取りやすい商品作りにつなげることができるほか、コンビニにとっては売れる棚づくりの構築にもつながるため、市場性は大きいと判断されたようだ。

■MonotaRO <3064>  4,640円  +170 円 (+3.8%)  11:30現在
 MonotaRO<3064>が大幅高で4連騰と気を吐いている。株価は連日の上場来高値更新で25日移動平均線を大きく上放れてきた。工具や工場用品をネット経由で販売するビジネスモデルで、低価格で充実した品揃えにより顧客ニーズを囲い込み収益に反映させている。同社が11日取引終了後に発表した5月の月次売上高が前年同月比30.7%増と高い伸びを示しており、これを手掛かり材料に投機資金が攻勢をかけている。

■ジャパンミート <3539>  2,440円  +67 円 (+2.8%)  11:30現在
 ジャパンミート <3539> [東証2]が大幅続伸し、連日で上場来高値を更新した。11日大引け後に発表した18年7月期第3四半期累計(17年8月-18年4月)の連結経常利益が前年同期比13.5%増の37.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。繁忙期である年末商戦が好調だったことに加え、前期に出店した5店舗の採算が改善し、2ケタ増益を達成した。通期計画の42.4億円に対する進捗率は87.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■サイバーエージェント <4751>  6,120円  +150 円 (+2.5%)  11:30現在
 サイバーエージェント<4751>は堅調な動きとなっている。11日の取引終了後、インターネット広告事業で東南アジア向けの広告配信を強化するため、東南アジア向け広告のクリエイティブ制作拠点を京都に開設したと発表。また、東南アジア出身の外国人デザイナー採用を行うとあわせて発表しており、これを好感した買いが入っている。近年、東南アジアにおけるインターネット広告市場が拡大していることを受けて開設する。新拠点では、まずはインドネシア向けの広告から手掛け、徐々にタイ、ベトナム、マレーシア、フィリピンなどの国々へ展開し、東南アジア向けの広告クリエイティブ制作拠点として機能を拡充するとしている。

■トナミホールディングス <9070>  7,500円  +140 円 (+1.9%)  11:30現在
 トナミホールディングス<9070>が6日ぶりに反発している。東海東京調査センターが11日付で投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を6550円から9150円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同センターでは、業界の競争環境緩和による収益性改善がさらに加速すると見ているほか、同社の収益性・バリュエーション面を考慮すれば、同業他社に比べて株価に割安感があると指摘。4月以降、業界全体で運賃単価の引き上げは一段と加速しているもようで、特に上期は運賃単価上昇により、同社の貨物運送事業も堅調な増益となると想定しており、19年3月期の会社予想営業利益65億円に対して、同センターでは前期比22.4%増の68億9000万円を予想している。

■トランス・コスモス <9715>  2,710円  +39 円 (+1.5%)  11:30現在
 トランス・コスモス <9715> が上伸。11日大引け後、株主優待制度を拡充すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かったようだ。500株以上1000株未満の区分を新設し、保有年数3年未満でクオカード1000円分、3年以上保有で同2000円分を贈呈する。また、1000株以上保有の株主には現行のカタログギフトに加え、クオカード(3年未満保有で1000円分、3年以上保有で2000円分)を追加で贈呈する。19年3月末を基準日とする優待制度から適用する。

■ピジョン <7956>  5,270円  +60 円 (+1.2%)  11:30現在
 ピジョン<7956>が続伸。SMBC日興証券は11日、同社株の投資評価を新規「1」でカバレッジを開始した。目標株価は7000円とした。「赤ちゃんにも、社会にも、株主にもなくてはならない会社」と指摘。国内の少子化という構造的リスクを持続的成長の原動力へ転換し、さらに世界の生後0~18カ月の乳幼児を最終ユーザーに取り込める技術力とブランド力を持つ点を評価している。同証券では、19年1月期の連結営業利益は、会社計画204億円に対し224億円(前期比15%増)と予想、20年1月期の同利益は今期推定比14%増の255億円を見込んでいる。

■博報堂DY <2433>  1,732円  +14 円 (+0.8%)  11:30現在
 博報堂DYホールディングス<2433>が3日続伸、前週末8日につけた上場来高値を更新し青空圏に再浮上した。11日取引終了後に19年3月期の連結業績予想の修正を発表、売上高を1兆4600億円から1兆4708億円(前期比10.2%増)へ、営業利益を551億円から656億円(同25.7%増)へ、最終利益を402億円から417億円(同39.8%増)へそれぞれ増額しており、これを材料視する買いを誘った。連結子会社のユナイテッド<2497>が、保有株式売却により売り上げおよび利益を計上しており、これが反映される見通し。

■DACHD <6534>  2,917円  +20 円 (+0.7%)  11:30現在
 D.A.コンソーシアムホールディングス <6534> [東証2]が反発し、連日で上場来高値を更新した。11日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の100億円→205億円に2.1倍上方修正。増益率が13.6%増→2.3倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。子会社ユナイテッド <2497> [東証M]が保有するメルカリ <4385> [東証M]株を売却することに伴い、売却益126億円を計上することが利益を押し上げる。

■シーズHD <4924>  5,280円  -940 円 (-15.1%) 一時ストップ安   11:30現在  東証1部 下落率トップ
 シーズ・ホールディングス <4924> が一時ストップ安に売られた。11日大引け後に発表した18年7月期第3四半期累計(17年8月-18年4月)の連結経常利益が前年同期比11.7%減の55.5億円に落ち込んだことが売り材料視された。11月に買収したエステサロンを運営するセドナエンタープライズの業績上積みなどで売上高は2ケタ増収を達成。一方、容器不足によるラボラボブランドの出荷調整や外部ECサイトへのリベート増加のほか、広告販促費を積極投入したことなどが利益を圧迫した。上期時点では5.6%の増益だっただけに、減益に転じたことが嫌気されたようだ。

■正栄食品工業 <8079>  3,995円  -450 円 (-10.1%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 正栄食品工業<8079>は急落している。11日取引終了後発表した18年10月期第2四半期累計(17年11月~18年4月)連結業績が、売上高565億3400万円(前年同期比2.9%増)、営業利益31億8800万円(同10.3%減)、純利益23億5500万円(同1.5%増)と2ケタ営業減益だったことが嫌気されている。製菓原材料類や乾果実・缶詰類などの販売は減少したものの、食品メーカー向け海外乳製品の需要が旺盛だったことなどから乳製品・油脂類の売り上げが大幅に伸長し増収となった。ただ、生産子会社の製造ライン新設に伴う工場用消耗品の取得費用や修繕費の増加による原価率上昇と物流費などの販売費増加が利益を圧迫した。なお、通期業績予想は売上高1045億円(前期比1.1%増)、営業利益57億円(同5.2%増)、純利益38億5000万円(同4.7%増)で従来見通しを据え置いた。

■アプリックス <3727>  322円  +75 円 (+30.4%) 一時ストップ高   11:30現在
 アプリックス<3727>が急反発し、一時ストップ高まで買われた。同社は11日、屋内測位/位置情報システム市場向けソリューションの開発を始めたと発表。これが株価の刺激材料となっているようだ。同社はこのソリューションを「groma(グローマ)」と仮称し、その第1弾として仮想現実(AR)マーカーを使った位置情報検知ソリューション「groma AprilTagソリューション for SDM」をiOS上に試験実装。13日から開催される「Interop Tokyo 2018」のソフトウエア・デファインド・メディア(SDM)コンソーシアムブースで展示される立体音響再生システムに組み込むかたちで、このソリューションを参考出展するとしている。

●ストップ高銘柄
 ビート <9399>  763円  +100 円 (+15.1%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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