【市況】明日の株式相場見通し=米朝首脳会談にらみ神経質な展開、市場エネルギーの乏しさに警戒感
ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうは、現物株式の取引時間中に、外国為替市場で円安・ドル高が進行したのを手掛かりに、海外投資家などから株価指数先物に買いが入ったようだ。ファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、ファナック<6954>といった日経平均の寄与度の高い銘柄に買いが集まった。ただ、東証1部のきょうの売買代金は1兆9134億円と2兆円を割り込み、今年3番目の低水準となった。市場エネルギーの乏しさは解消されていない」との見方が出ていた。
11日の東京株式市場は買い優勢の展開で、後場に入ると日経平均株価は上げ幅を広げた。終盤伸び悩んだものの、100円を超える上昇幅で着地している。日経平均株価終値は、前週末比109円54銭高の2万2804円04銭と反発した。
日程面では、5月の企業物価指数、4~6月期の法人企業景気予測調査に注目。海外では、米朝首脳会談、FOMC(12~13日)、米5月の消費者物価指数、米5月の財政収支、国際ゲーム見本市「E3」(12~14日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)