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【市況】NY株式:NYダウは298ドル高、米中協議の合意を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

21日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は298.20ドル高の25013.29、ナスダックは39.70ポイント高の7394.04で取引を終了した。貿易摩擦を巡る米中協議が中国の対米輸入拡大で妥結し、関税賦課を棚上げしたことで投資家心理の改善から買いが先行。中国による制裁措置の影響が大きいとされた航空機メーカーのボーイング(BA)や建設機械のキャタピラー(CAT)に買い戻しが広がったほか、原油相場の上昇も好感され、終日堅調推移となった。セクター別では、資本財や電気通信サービスが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーやメディアが下落した。

半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は、3-5月期の利益見通しを引き上げ上昇。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、「モデル3」の高性能モデルの受注を開始し堅調推移。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、機関車部門を鉄道機器のワブテック(WAB)と111億ドルで売却合意し買われた。一方で、食料品のキャンベルスープ(CPB)は、バンクオブアメリカ・メリルリンチによる投資判断引き下げを受け下落した。

ムニューシン財務長官は、検索大手のアルファベット(GOOGL)など主要ハイテク企業が市場独占により、米経済に与える影響力について慎重に調査するべきとの考えを示した。





Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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