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2018年05月18日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

シンワワイズ <日足> 「株探」多機能チャートより

■シンワワイズ <2437>  386円 (+64円、+19.9%) 一時ストップ高

 レノバ <9519> が急騰で一時ストップ高。経済産業省が審議会に示したエネルギー基本計画の素案では、風力や太陽光などの再生可能エネルギーを主力電源化する方針を明示しており、これが同社株など関連銘柄の株価を刺激した。同社は太陽光発電を中心に再生可能エネルギー発電事業を展開している。足もとの業績も絶好調で、18年5月期第3四半期は営業利益が前年同期比19%増の29億9600万円と急拡大、通期では前期比25%増の35億円を計画するが第3四半期時点の進捗率は86%と高い。このほか、太陽光発電施設の販売を手掛けるShinwa Wise Holdings <2437> [JQ]も同じく一時ストップ高に買われる人気となった。

■UMCエレ <6615>  3,390円 (+433円、+14.6%)

 東証1部の上昇率トップ。ユー・エム・シー・エレクトロニクス <6615> が急反騰。同社は16日取引終了後に、21年3月期の連結営業利益目標を50億円(18年3月期実績は25億4300万円)とする新中期経営計画を公表。これが買い手掛かりとなったようだ。重要施策として、日立製作所 <6501> 製品の生産拡大や車載製品の取り込み、スマートファクトリーへのノウハウ活用のほか、アジアや米国市場を中心とした多拠点化などを掲げている。

■SOU <9270>  5,570円 (+670円、+13.7%) 一時ストップ高

 SOU <9270> [東証M]やHEROZ <4382> [東証M]、RPAホールディングス <6572> [東証M]といった直近IPO銘柄が高い。SOUは一時ストップ高。同社はブランド品や宝飾品、美術品などの買い取り・販売が主力で3月22日に東証マザーズに新規上場。公開価格3300円に対し4100円で初値を付けた後、4月6日に7540円まで上昇した。ただ、その後は調整局面に入ったが16日に4735円まで売られ5000円台を割り込んだところで値頃感の買いが流入した様子だ。HEROZも前日比13%高と急伸。人工知能(AI)を活用したインターネットサービスの企画・開発を手掛け、初値が公開価格の10.9倍に急騰したことが話題を呼んだが、同社の株価は16日に1万9950円と高値から約60%下落したことから、いったんリバウンドを狙った買いが流入したもよう。RPAも大幅高で3連騰。事務作業代行ソフトを手掛けるロボットアウトソーシング事業が主力。16日に1万3780円まで売られたが、1万4000円割れの水準には値頃感が働いており、17日は底打ち期待からの買いが流入したようだ。

■リミックス <3825>  1,599円 (+192円、+13.7%)

 リミックスポイント <3825> [東証2]が大幅に4日続伸。16日のストップ高に続き、17日も買い人気が続き年初来高値を更新。17年6月につけた1820円高値も視野に入ってきた。15日の決算発表で18年3月期の連結最終損益は22億9300万円の黒字(前の期は4200万円の赤字)となったことに続き、19年3月期の連結純利益も前期比3倍の68億8500万円と連続大幅増益を見込んでいることが好感されている、子会社のビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所などが牽引役となっており、業績は前期に続き今期も最高益を更新する見込みだ。

■フロンテオ <2158>  1,067円 (+105円、+10.9%)

 FRONTEO <2158> [東証M]が続急騰で年初来高値を更新。同社は16日、子会社のFRONTEOヘルスケアがヘルスケア・インダストリー向けの新しい人工知能(AI)「Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)」の本格提供を開始したと発表。これが材料視されたもよう。また、同社は15日に19年3月期通期の連結営業利益見通し7億円(前期比3.0倍)と、3期ぶりとなる3円復配の計画を発表しており、これも引き続き買い手掛かりとなったようだ。

■RPA <6572>  15,460円 (+1,290円、+9.1%)

 RPAホールディングス <6572> [東証M]が3連騰。19日と26日にBSフジで放送される「この国の行く末2」で同社が紹介される予定で、関心が高まりやすくなっているもよう。また、グループのRPAテクノロジーズが17日、SHIFT <3697> [東証M]と共同開発したRPAロボット診断・改修サービス「ROBOPIT!」の提供を開始したと発表したことも買い手掛かりとなったようだ。「ROBOPIT!」は、単なるコンサルテーションサービスではなく、実導入・運用経験を持つSHIFTのコンサルタント、運用メンバーがそれぞれのプロジェクト成功に導くサービス。RPAテクノロジーズとSHIFTは今年1月から業務提携を開始し、サービス開発を進めていた。なお、「ROBOPIT!」はSHIFTを通じて提供される。

■ドーン <2303>  1,633円 (+133円、+8.9%)

 ドーン <2303> [JQ]が急反発。16日の取引終了後、従来4円50銭としていた18年5月期の期末一括配当を1円50銭増額して6円にすると発表しており、これを好感した買いが入った。18年5月期の業績動向などを考慮した結果という。なお、前期実績の5円に対しては1円の増配となる予定だ。同時に、消却前発行済み株数の7.30%にあたる26万株の自社株を5月25日付で消却すると発表しており、これも好材料視されたようだ。消却後の発行済み株数は330万株となる。

■AMI <3773>  2,141円 (+163円、+8.2%)

 アドバンスト・メディア <3773> [東証M]が3日続急伸。同社とSCSK <9719> は17日、共同で三井住友カード(東京都港区)の債権回収業務部門に音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite2(アミボイス コミュニケーション スイートツー)」を提供したことを明らかにした。このソリューションは、コールセンターで生まれる“声”をひとつのデータベースに集約し、さまざまな活用を可能にするもの。顧客との会話をリアルタイムで文字化し、VOC(顧客の声)分析や通話モニタリング、コンプライアンス対策などに利用することができることから、今後の採用先拡大などが期待されているようだ。

■相模ゴ <5194>  1,930円 (+144円、+8.1%)

 相模ゴム工業 <5194> [東証2]が3日ぶり急反発。16日の取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想で、売上高65億円(前期比10.0%増)、営業利益18億円(同21.8%増)、純利益13億円(同0.6%減)と2期ぶりの営業最高益更新を見込むことが好感された。足もとでポリウレタン製コンドーム「サガミオリジナル」シリーズが好調に推移していることに加えて、マレーシア新工場の稼働効果により売上高および利益を押し上げる見通しだ。なお、18年3月期決算は、売上高59億900万円(前の期比3.5%増)、営業利益14億7800万円(同11.0%減)、純利益13億800万円(同17.5%増)だった。

■エボラブルA <6191>  2,089円 (+153円、+7.9%)

 東証1部の上昇率8位。エボラブルアジア <6191> が急反発。16日取引終了後発表した4月度の取扱高が53億7000万円となり、前年同月比64%増と高水準の伸びが続いていることが好感された。なお、18年9月期これまでの累計取扱高は324億1960万円で前年同期比71%増となったとしている。あわせてマーケティングオートメーション(MA)ツール「KAIGAN」の開発・運用を行うタクセル(東京都品川区)に資本参加したと発表したことも買い材料視された。MAとはマーケティングに関する一連の業務を自動化・連動化させて、効率を高める仕組みのこと。タクセルは無料で使えるMAツール「KAIGAN」を開発し、シナリオ設定、コンテンツ作成、ツール選定、システム設定などの運用業務を丸ごと請け負う「クラウド営業部」サービスをIT系のBtoB企業を中心に提供している会社。今回の資本参加は投資事業の一環で、18年9月期業績に与える影響は軽微としている。

■ハウスドゥ <3457>  6,220円 (+440円、+7.6%)

 東証1部の上昇率9位。ハウスドゥ <3457> が続急伸。16日の取引終了後、経済産業省の「サービス等生産性向上IT導入支援事業(IT導入補助金)」に、新たに不動産賃貸仲介用の「レントドゥ!WEBシステム」および不動産買取用の「家・不動産買取専門店WEBシステム」が追加認定されたと発表しており、これが好材料視された。IT導入補助金とは、経済産業省が中小企業・小規模事業者等の生産性の向上支援を目的に、ITツール(ソフトウエア、サービスなど)を導入する事業者に対し、導入費用の一部を補助する制度で、補助金対象サービスを新規で導入する場合、導入企業は最大50万円の補助金を受け取ることができる。同社では、既に不動産売買仲介用WEBシステム「DO NETWORK!」が認定サービスとなっており、あわせて需要増への期待が高まっている。

■アイネス <9742>  1,258円 (+79円、+6.7%)

 公共・金融分野に強みを持つシステム開発会社のアイネス <9742> が3日ぶり急反発し、年初来高値を更新した。16日大引け後、国内有数の総合シンクタンクグループである三菱総合研究所 <3636> と資本業務提携すると発表しており、これを好感する買いが入った。同社は従前から三菱総研の連結子会社である三菱総研DCSとの間で事業上の協業関係にあり、今回、三菱総研グループとの提携に発展した。業務面では公共分野で新たな自治体向けソリューションを共同開発するほか、金融分野ではシステム開発力・営業力の相互活用、フィンテックなどの最先端技術領域などで協業を進める。また、資本面では三菱総研を引受先とする第三者割当による自己株式処分を実施する。第三者割当後、三菱総研が8.71%を保有する筆頭株主となる予定だ。

■リニカル <2183>  2,101円 (+131円、+6.7%)

 CRO(医薬品開発受託)事業を展開するリニカル <2183> が続急伸。15日大引け後に発表した18年3月期の連結経常利益は前の期比12.0%減の18.2億円になったが、続く19年3月期は前期比9.1%増の19.9億円に伸びる見通しとなったことが引き続き材料視された。前期は日本、アジア、欧州で開始予定だった大型国際共同治験が延期となったことが響き、2ケタ減益となった。今期は顧客ニーズの高いがん領域や中枢神経系領域を中心に、国際共同治験を含む新規案件などの受注が増加するほか、米Accelovanceの買収効果も加わり、43.8%の大幅増収を見込む。併せて、今期の年間配当は前期比1円増の12円に増配する方針とした。

■アイエスビー <9702>  2,264円 (+123円、+5.7%)

 アイ・エス・ビー <9702> が急反発で連日の上場来高値更新。次世代通信規格である「5G」インフラを前倒し的に整備しようという動きが世界的に強まっている。同社は通信関連ソフトの開発を手掛けており、5G活用の基地局開発に絡む案件が業績拡大に貢献している。17年12月期は営業利益段階で前期比97%増益と倍増近い伸びを示したが、18年12月期も21%増益見通しの7億2000万円見通しと高成長が続く見通し。信用買い残も低水準にとどまっており、株式需給面からも過熱感はない。

■ラクス <3923>  1,790円 (+95円、+5.6%)

 ラクス <3923> [東証M]が急反発。同社はクラウドサービスとIT系技術者派遣を展開、メール管理では国内最大手に位置する。19年3月期営業利益は前期比11%増の13億7600万円と2ケタ増益を予想しており、足もとの業績も好調に推移している。16日取引終了後に発表した4月の月次売上高は前年同月比41.8%増と高成長が続いており、これを評価する形で投資資金を引き寄せた。

※17日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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