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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):リミックス、洋缶HD、GMO

リミックス <日足> 「株探」多機能チャートより
■リミックスポイント <3825>  1,407円  +300 円 (+27.1%) ストップ高   本日終値
 リミックスポイント <3825> [東証2]がストップ高。15日大引け後に発表した18年3月期の連結経常利益は前の期比560倍の33.5億円に伸びて着地。続く19年3月期も前期比3.0倍の102億円に急拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見込みとなったことが買い材料視された。前期はビットコイン価格の急騰を背景に、子会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所で手数料収入が急拡大した。今期も金融関連事業が収益を牽引する見通しだ。前日終値ベースの予想PERが29.5倍→9.1倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■メック <4971>  2,222円  +308 円 (+16.1%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 電子基板向け薬品などを手掛けるメック<4971>が大幅高。同社は15日取引終了後に、18年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。決算期変更のため前年同期との単純比較はできないが、営業利益は5億2000万円となり、上半期計画9億円に対する進捗率が57.8%に達していることが買い手掛かりとなったようだ。売上高は26億6000万円で着地。パッケージ基板向け超粗化剤「CZシリーズ」や、多層電子基板向け「BOシリーズ」、ディスプレー向け「EXEシリーズ」および「SFシリーズ」などが堅調に推移したことが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■日新製鋼 <5413>  1,728円  +233 円 (+15.6%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 日新製鋼<5413>が後場急騰。発行済株式の過半を保有する新日鉄住金<5401>が19年1月1日付で株式交換により同社を完全子会社化することを発表、日新製鋼1株に対し新日鉄住金0.71株を割り当てる。鉄鋼業界は世界的に競合が激化しており、完全子会社することによってコスト競争力の構築や資産の効率的活用に伴う強固な財務基盤の確立など相乗効果の創出を目的としている。これが株価を強く刺激する格好となった。なお、日新製鋼は12月26日付で上場廃止になる見通し。

■旭有機材 <4216>  2,136円  +259 円 (+13.8%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 プラスチックバルブで高シェアを占める旭有機材<4216>が大幅反発。同社は15日取引終了後、19年3月期通期の連結業績予想を発表した。売上高は550億円(前期比9.6%増)、営業利益は35億円(同4.1%増)、最終利益は32億円(同14.9%増)を見込んでいる。中国を始めとするアジア諸国での好調な半導体需要向け輸出は継続するものと見込まれることから、半導体および液晶など電子材料用途を主力とする管材や高機能樹脂が堅調に推移することが予想される。18年3月期連結決算は、売上高501億7400万円(前の期比19.4%増)、営業利益33億6200万円(同63.0%増)、最終利益27億8500万円(同2.6倍)だった。

■日本電子 <6951>  1,170円  +134 円 (+12.9%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 日本電子<6951>は大幅高で年初来高値を更新。同社は15日取引終了後、19年3月期通期の連結業績予想を発表した。売上高は1100億円(前期比5.2%増)、営業利益は52億円(同32.4%増)、最終利益は40億円(同11.7%減)を見込んでいる。同社グループは、中期経営計画「Triangle Plan」(16年~18年度)の諸施策を強力に推進し、受注・売上の確保とともに原価改善を確実に実施して、計画の達成に向け努力している。電子ビーム描画装置および電子ビーム蒸着用電子銃・電源や、生化学自動分析装置および免疫分析装置の拡大が見込まれる。18年3月期連結決算は、売上高1045億7000万円(前の期比4.9%増)、営業利益39億2800万円(同89.2%増)、最終利益45億3200万円(同7.6倍)だった。

■洋缶HD <5901>  1,870円  +182 円 (+10.8%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 東洋製罐グループホールディングス <5901> が急反騰。15日大引け後に発表した18年3月期の連結経常利益は前の期比19.0%減の292億円になったものの、続く19年3月期は前期比19.7%増の350億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期は包装容器関連機械設備や機能材料・電子部品向け鋼板の販売が増加する見通し。グループ全体でのコスト削減効果や減価償却費の減少なども業績回復に貢献する。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の8.9%にあたる1800万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。また、発行済み株式数の6.8%にあたる1491万2905株を6月27日付で消却する方針を示しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■新晃工業 <6458>  1,950円  +154 円 (+8.6%)  本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は5%増益へ」が好感された。新晃工業 <6458> が5月15日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比0.8%増の57.1億円になり、19年3月期も前期比5.0%増の60億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒新晃工業の詳しい業績推移表を見る

■リニカル <2183>  1,970円  +138 円 (+7.5%)  本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は9%増益、1円増配へ」が好感された。リニカル <2183> が5月15日大引け後(16:30)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比12.0%減の18.2億円になったが、19年3月期は前期比9.1%増の19.9億円に伸びる見通しとなった。13期連続増収になる。
  ⇒⇒リニカルの詳しい業績推移表を見る

■GMOインターネット <9449>  2,551円  +167 円 (+7.0%)  本日終値
 GMOインターネット<9449>が大幅反発し、年初来高値を更新した。SMBC日興証券が15日付で投資判断「1」を継続し、目標株価を2050円から2810円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、収益性について疑問視されていた仮想通貨マイニング事業が18年12月期第1四半期に実質収益貢献したことで株式価値は上昇したが、依然としてアップサイドは残されていると判断。業績予想についても新たに仮想通貨事業を業績予想に織り込み、18年12月期営業利益予想を224億6000万円から225億2300万円へ、19年12月期を同260億3000万円から292億600万円へ、20年12月期を同293億7000万円から327億6400万円へ上方修正している。

■東京応化工業 <4186>  4,525円  +290 円 (+6.9%)  本日終値
 15日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は22億円も対上期進捗は過去平均を超過」が好感された。東京応化工業 <4186> が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は22.6億円となり、1-6月期(上期)計画の41億円に対する進捗率は55.3%に達し、5年平均の49.2%も上回った。
  ⇒⇒東京応化工業の詳しい業績推移表を見る

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