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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、資源価格の先高観が下支えに


■対円レートは弱含み、対米ドルでの豪ドル売り圧力が波及

先々週・先週の豪ドル・円は弱含み。豪準備銀行(中央銀行)声明ではやや強気な経済見通しが示され、ロウ総裁はインフレ見通しを引き上げ、3月貿易収支が大幅な黒字となったことなどが豪ドル買いにつながった。しかし、米長期金利の上昇を受けて対ドルでの豪ドル売り圧力が強く、豪ドル・円にも波及して軟調な展開となった。取引レンジ:81円13銭-82円76銭。

■底堅い展開か、資源価格の先高観が下支えに

今週の豪ドル・円は底堅い展開か。米国がイラン核合意から離脱し、イランに対して過去最大級の経済制裁を行うと発表したことを受けて原油高になっていることで、資源価格の先高観が豪ドルの下支えになる。4月雇用統計の発表があり、豪準備銀行(中央銀行)の「雇用は堅調」との見方が裏付けられるか注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・17日:4月雇用統計(3月:失業率5.5%、雇用者数増減+0.49万件)

予想レンジ:81円00銭-83円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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