【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):DACHD、イーレックス、GMO
GMO <日足> 「株探」多機能チャートより
ヒラノテクシード<6245>がストップ高。同社はきょう午後2時に、19年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを39億5000万円(前期比35.1%増)としていることや、年間配当計画を前期比6円増配の36円としていることが好感されたようだ。売上高は300億円(同44.7%増)を予想。注力分野である電気・電子部材関連やエネルギー関連で積極的に営業展開を行うほか、新技術開発や新市場開拓などにも取り組むとしている。
■DACHD <6534> 2,635円 +442 円 (+20.2%) 本日終値
D.A.コンソーシアムホールディングス <6534> [東証2] が急反騰。10日大引け後に発表した18年3月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の87.9億円に急拡大し、従来予想の72億円を上回って着地。続く19年3月期も前期比13.6%増の100億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は動画広告やスマートデバイス広告、データを活用した運用型広告取引の売上増加が収益を牽引した。今期もインターネット広告市場の拡大を背景に、主力のインターネット関連事業でさらなる競争力を高め、持続的な成長を目指す。同時に、従来未定としていた前期の期末一括配当を23円実施するとし、今期の年間配当は未定とした。
■FUJI <6134> 2,198円 +354 円 (+19.2%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
10日に決算を発表。「今期経常は微増で2期連続最高益、10円増配へ」が好感された。FUJI <6134> が5月10日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比2.3倍の235億円に急拡大し、従来予想の200億円を上回って着地。19年3月期は前期比0.3%増の236億円とほぼ横ばいを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
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■日本ケミコン <6997> 3,205円 +502 円 (+18.6%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率4位
10日に決算を発表。「前期最終が一転赤字で下振れ着地・今期は黒字浮上へ」が好感された。日本ケミコン <6997> が5月10日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結最終損益は160億円の赤字(前の期は8.4億円の黒字)に転落したが、従来予想の21億円の黒字を下回り、黒字予想から一転して赤字で着地。19年3月期は55億円の黒字に急浮上する見通しとなった。
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■品川リフラクトリーズ <5351> 3,640円 +560 円 (+18.2%) 本日終値 東証1部 上昇率5位
品川リフラクトリーズ<5351>が急騰。10日取引終了後に発表した18年3月期決算は減収減益だったものの、19年3月期の連結業績予想については売上高が1150億円(前期比11.9%増)、営業利益は74億円(同22.3%増)、最終利益は45億円(同31.6%増)と大幅増収増益を見込んでおり、これが評価された。鉄鋼業界向け耐火物製造を展開するが、特に高断熱性のセラミックファイバーなどが好調で収益を押し上げる見通し。また、2020年度に連結売上高1230億円を目指す中期計画を新たに掲げており、これも株高を後押しする材料となっている。
■河合楽器製作所 <7952> 4,615円 +700 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率6位
河合楽器製作所<7952>がストップ高。同社はピアノなどの楽器製造大手で、中国向けなどを中心にアコースティックピアノが好調で収益を押し上げている。また、素材加工事業でも半導体や自動車関連部品が伸びて業績に貢献している。10日取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想は、売上高が725億円(前期比2.4%増)、営業利益は37億円(同34.6%増)を見込んでいる。18年3月期は営業利益段階で27億4900万円(前の期比18.5%増)と大幅な伸びを示したが、今期はさらにそれを上回る伸び率でポジティブサプライズを与えた。
■イーレックス <9517> 1,014円 +150 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率7位
イーレックス<9517>がストップ高。10日の取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想で、売上高694億500万円(前期比47.8%増)、営業利益69億2800万円(同43.9%増)、純利益40億2600万円(同32.5%増)と連続営業最高益更新を見込むことが好感された。販売代理店フォロー体制の拡充を行うことで契約供給施設や販売電力量の増加を見込む。一方で、日本卸電力取引所における取引価格の上昇や、人件費や販売促進費の増加も予想されるが、これらを吸収して大幅増益を確保する見通しだ。なお、18年3月期決算は、売上高469億4800万円(前の期比50.6%増)、営業利益48億1300万円(同36.2%増)、純利益30億3800万円(同58.5%増)だった。
■ジーテクト <5970> 2,450円 +336 円 (+15.9%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
ジーテクト <5970> が急反騰し、年初来高値を更新した。10日大引け後に発表した18年3月期の連結経常利益は前の期比1.2%増の146億円で着地。続く19年3月期も前期比16.4%増の170億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが好感された。前期は北米の新機種立ち上がりに伴う一時的な製造費が発生したものの、中国・アジアの量産売上の拡大やコスト削減、持分利益および為替差損の縮小で吸収し、増益を確保した。今期は国内、中国、欧州を中心に車体部品や型・設備などの販売が伸び、2ケタ増収を見込む。また、北米の製造コスト増加が解消することも増益に貢献する。想定為替レートは1ドル=105円に設定した。併せて、今期の年間配当は前期比5円増の44円に増配する方針としたことも支援材料となった。
■ビジョン <9416> 3,655円 +480 円 (+15.1%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率9位
ビジョン <9416> が急騰。10日大引け後に発表した18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益前年同期比47.8%増の7.4億円に拡大して着地したことが買い材料視された。四半期ベースの過去最高益を2四半期ぶりに更新した。学生の卒業旅行や桜シーズンの需要を取り込み、WiFiレンタル件数が大幅に増加したことが寄与。継続的な原価効率とオペレーションコストの改善が進んだことも大幅増益に貢献した。上期計画の9.9億円に対する進捗率は75.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■GMOインターネット <9449> 2,472円 +289 円 (+13.2%) 本日終値
GMOインターネット<9449>に買い人気が集中。大幅続伸で約12年ぶりの高値圏に浮上した。同社が10日取引終了後に発表した18年12月期の連結業績予想では、第1四半期の連結決算は売上高437億500万円(前年同期比21.3%増)、営業利益52億6900万円(同49.0%増)、最終利益20億8700万円(同81.3%増)と急拡大した。ネット広告が好調なほか、ネット金融事業も急拡大しており業績を押し上げている。これがポジティブサプライズとなり一気に投資資金が流入する形となっている。
株探ニュース