市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:NYダウは182ドル高、エネルギー関連株に買いが広がる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

9日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は182.33ドル高の24542.54、ナスダックは73.00ポイント高の7339.91で取引を終了した。寄付きはもみ合う展開となったものの、米国によるイラン核合意の離脱及び、同国への経済制裁の再開を受けて原油相場が上昇し、エネルギーセクターが選好されたほか、米国債利回りが再び3%を突破したことで、金融株にも買いが広がり、上げ幅を拡大して堅調推移となった。セクター別では、エネルギーや銀行が上昇する一方で電気通信サービスや公益事業が下落した。

原油相場の上昇を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連会社が堅調推移。旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)は、決算内容が予想を上振れ大幅上昇。クーポン共同購入サイトのグルーポン(GRPN)は、通期見通しを上方修正し買われた。一方で、小売大手のウォルマート(WMT)は、インド最大の電子商取引会社フリップカート株77%を160億ドルで取得することが報じられ、財務負担を懸念した売りが広がった。

ストリーミング端末のロク(ROKU)は、マーケット終了後に1-3月期決算を発表し、売上高は予想を上振れ、一株損失は縮小した。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均