【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 メドピア、ベネ・ワン、東建物 (7日大引け後 発表分)
メドピア <日足> 「株探」多機能チャートより
7日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
メドピア <6095> [東証M] ★上期経常が8.8倍増益、対通期計画進捗率90%
◆18年9月期上期(17年10月-18年3月)の連結経常利益は前年同期比8.8倍の2億0200万円に急拡大して着地。コンテンツ拡充などで医師向け情報サイトの利用者が増加し、製薬企業から受け取るマーケティング支援料が伸びたことが寄与。採用費用や移転費用などを売上増加で吸収し、大幅増益を達成した。
通期計画の2億2500万円に対する進捗率は89.8%に達しており、業績上振れが期待される。
ベネ・ワン <2412> [東証2] ★今期経常は20%増で8期連続最高益、9.5円増配へ
◆18年3月期の連結経常利益は前の期比9.4%増の62.6億円で着地。続く19年3月期も前期比20.1%増の75.2億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は働き方改革を追い風に主力の福利厚生代行サービスの会員数が拡大するほか、ヘルスケア事業やインセンティブ事業の収益も伸びる。
同時に、今期の年間配当は前期比9.5円増の38円に増配する方針とした。併せて、908万株(発行済み株式数の10.07%)の自社株消却を発表。
また、19年3月期中を目標に東証2部から1部への指定申請を行うことを明らかにした。
明治電機工業 <3388> ★前期経常を12期ぶり最高益に28%上方修正、配当も15円増額
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の23.5億円→30.1億円に28.1%上方修正。増益率が6.1%増→35.9%増に拡大し、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。工場の自動化・省力化ニーズの高まりを追い風に、自動車や電気・電子・半導体、工作機械関連向けに制御・産業機器などの販売が伸び、売上高が計画を10.3%も上回ったことが利益を押し上げた。
業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の40円→55円(前の期は40円)に大幅増額修正した。
予想PERが13.1倍→9.8倍に低下し、割安感が強まった。
エンバイオH <6092> [東証M] ★前期経常最高益予想を20%上乗せ
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の5億5500万円→6億6800万円に20.4%上方修正。増益率が5.7倍→6.8倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。土壌汚染地を浄化して販売するブラウンフィールド活用事業で予定していなかった販売用不動産と収益物件を売却し、売上高が計画を11.1%も上回ったことが利益を押し上げた。
和井田 <6158> [JQ] ★前期経常を32%上方修正、配当も3円増額
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の6.4億円→8.5億円に31.5%上方修正。増益率が2.1倍→2.7倍に拡大する見通しとなった。企業の積極的な設備投資を背景とした工作機械需要の拡大で、特殊研削盤などの販売が想定より伸びたことが寄与。原価低減の進展や経費見直しによる採算改善も上振れの要因となった。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の18円→21円(前の期は16円)に増額修正した。
予想PERが15.7倍→11.9倍に低下し、割安感が強まった。
東建物 <8804> ★1-3月期(1Q)経常は5.2倍増益、対通期計画進捗率52%
◆18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比5.2倍の209億円に急拡大して着地。都心部の大型マンションの引き渡しを行い、住宅分譲の売上計上戸数が大幅に増加したことが寄与。ビル事業やアセットサービス事業の収益拡大も増益に貢献した。
第1四半期実績だけで、通期計画の400億円に対する進捗率は52.4%に達しており、業績上振れが期待される。
新日建物 <8893> [JQ] ★今期経常は26%増益、前期配当を5円増額
◆18年3月期の経常利益(非連結)は前の期比42.9%増の10.4億円に拡大して着地。続く19年3月期も前期比25.6%増の13.1億円に伸びる見通しとなった。今期は主力の流動化事業で大型案件を販売するほか、マンション販売事業では供給戸数が回復し、25.9%の大幅増収を見込む。
業績好調に伴い、前期の年間配当を5円→10円に増額し、今期も10円を継続する方針とした。
予想PERが8.4倍→7.9倍に低下し、割安感がさらに強まった。
株探ニュース