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【市況】来週の株式相場見通し=業績内容吟味し個別銘柄物色旺盛に、円安が買い姿勢を下支え

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 来週(7~11日)の東京株式市場は、大型連休明けで18年3月期決算と19年3月期業績見通し発表の後半戦が本格化する。日本市場が休場中の海外株式市場や外国為替相場の動向に左右される面はあるものの、外国為替市場で足もとの円相場が1ドル=109円台後半で推移していることを考慮すると、輸出関連企業を中心に19年3月期の業績見通しに対するガイダンスリスクへの懸念が和らいでいるようだ。従って、業績見通しの内容を吟味しながらの個別銘柄物色の流れが一段と強まりそうだ。

 日経平均株価は、大型連休谷間の2日間、当面のフシ目とされてきた2万2500円を挟んだ推移をみせており、来週は2万2500円台固めから新たな上昇軌道に乗る可能性がある。日経平均の想定レンジは2万2200~2万2900円とする。

 市場関係者からは「連休谷間の2日間は、株価指数先物主導の物色となったものの、例年のこの時期と比べると市場エネルギー不足を感じさせない印象だった。また、ファナック<6954>、ソニー<6758>など業績見通しを嫌気して急落するケースがあったものの、連動安など他の銘柄への“マイナスの波及”が極めて限定的となった。ただ、今後気をつけたいのは、1ドル=110円を超えて円安・ドル高が進行しても、株価へのプラスインパクトが徐々に薄れる可能性があることだ」との見方が出ていた。

 日程面では、3月8~9日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨(7日)、3月の家計調査(8日)、日中韓3カ国首脳会談、3月の景気動向指数、3月の毎月勤労統計調査(9日)、4月26~27日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」、3月の国際収支、4月の景気ウォッチャー調査、4月の都心オフィス空室率(10日)、4月のマネーストック(11日)に注目したい。

 海外では、中国4月の貿易収支(8日)、米4月の生産者物価(9日)、中国4月の生産者物価・消費者物価、英金融政策発表、米4月の財政収支・消費者物価(10日)、米4月の輸入物価(11日)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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