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【市況】明日の株式相場見通し=円安進行を追い風に買い優勢、全般底上げ機運が継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(26日)の東京株式市場は、きょうの日経平均株価が、後場に入って徐々に下げ渋る推移となったことや、外国為替市場での円安・ドル高進行が継続していることから、全般底上げ機運のなか買い優勢の地合いとなりそうだ。

 市場関係者からは「前日の米株式市場で、NYダウ平均株価が400ドルを超える大幅下落となったにも関わらず、きょうの日経平均の下げ幅が前日比62円安にとどまことに地合いの底堅さを感じる。東証1部では、値上がり銘柄数が1077と値下がり銘柄数の894を(変わらず109)上回った。前日の米株式相場の下げのきっかけとなった建機大手のキャタピラーと同業のコマツ<6301>などは売られたものの、トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>といった自動車株は円安を追い風に続伸した」との見方が出ていた。

 25日の東京株式市場は、前日の米株急落を受けて主力株中心に売られ、日経平均は下値を試す展開となった。しかし下値では買いが厚く、後半は下げ幅を縮小した。日経平均株価終値は、前日比62円80銭安の2万2215円32銭と反落した。

 日程面では、日銀金融政策決定会合(27日まで)に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)定例理事会(ドラギ総裁会見)、アジア欧州会議(ASEM)財務相会合、韓国1~3月期の国内総生産(GDP)、米3月の耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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