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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 CEHD、タカラレーベ、NSW (23日大引け後 発表分)

CEHD <日足> 「株探」多機能チャートより

 23日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 CEHD <4320>   ★上期経常を4.2倍上方修正
 ◆18年9月期上期(17年10月-18年3月)の連結経常利益を従来予想の8500万円→3億5900万円に4.2倍上方修正。主力の電子カルテシステムで一部物件の検収が前倒しとなり、売上が計画を上回ったことが寄与。外注費を中心に固定費が減少したことも利益を押し上げた。

 エスイー <3423> [JQ]  ★前期経常を25%上方修正
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の8.4億円→10.4億円に24.6%上方修正。増益率が23.7%増→54.2%増に拡大する見通しとなった。政府による公共インフラ老朽化対策の推進などを背景に、建設用資機材や補修・補強工事の売上が伸びたことが寄与。原価率の改善による利益増加も上振れの要因となった。

 セック <3741>   ★前期経常を14%上方修正、配当も4円増額
 ◆18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→6.8億円に14.2%上方修正。増益率が31.6%増→50.2%増に拡大する見通しとなった。移動体通信事業者からの需要が回復し、モバイルネットワーク分野の受託開発が増加したことに加え、ロボットの研究開発案件を中心とした宇宙先端システム分野も伸びるなど、すべての事業分野が好調だった。
  業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の42円→46円(前の期は36円)に増額修正した。

 タカラレーベン <8897>   ★前期経常最高益予想を23%上乗せ、配当も1円増額
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の95億円→117億円に23.2%上方修正。増益率が横ばい→23.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の新築分譲マンションの引き渡し戸数が計画を上回ったうえ、売上原価の削減で採算が改善した。発電事業におけるメガソーラー発電施設の追加売却や、広告宣伝費などを抑制したことも上振れの要因となった。
  業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の15円→16円(前の期は15円)に増額修正した。予想PERが7.5倍→6.5倍に低下し、割安感がさらに強まった。

 トーカイ <9729>   ★前期経常を一転3%増益・最高益に上方修正、配当も3円増額
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の73.1億円→79.1億円に8.2%上方修正。従来の4.9%減益予想から一転して2.9%増益を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。調剤薬局の新規出店を背景に処方せん受付回数が増加したうえ、処方せん単価も上昇したことが寄与。病院・介護関連のレンタル売上やクリーニング設備販売が好調だったことも収益を押し上げた。
  業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の40.5円→43.5円に増額修正した。

 NSW <9739>   ★前期経常を一転20%増益・最高益に上方修正
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の24.3億円→29.5億円に21.4%上方修正。従来の0.9%減益予想から一転して20.4%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。半導体設計などのデバイス開発をはじめ、プロダクトソリューション事業の受注が拡大し、売上が計画を上回ったことが利益を押し上げた。

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