【特集】決算マイナス・インパクト銘柄 … 東京製鉄、ベクター、エンプラス　(4月20日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の4月19日から20日の決算発表を経て23日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　エンプラス <6961>
　18年3月期の連結経常利益は前の期比5.7％減の38.4億円になり、従来予想の50億円を下回り、増益予想から一転して減益で着地。

▲No.2　ベクター <2656>
　18年3月期の経常損益(非連結)は2億2300万円の赤字(前の期は5700万円の赤字)に赤字幅が拡大し、6期連続赤字となった。

▲No.3　日鋳造 <5609>
　18年3月期の連結経常損益は7億6900万円の黒字(前の期は3億0600万円の赤字)に浮上したが、19年3月期の同利益は前期比35.0％減の5億円に落ち込む見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<6961> エンプラス 　　東１ 　 -19.87 　　4/20　本決算　　　-14.20
<2656> ベクター 　　　ＪＱ 　 -11.39 　　4/20　本決算　　　　　－
<5609> 日鋳造 　　　　東２ 　 -10.56 　　4/20　本決算　　　-34.98
<4929> アジュバン 　　東１　　 -8.62 　　4/20　本決算　　　-53.24
<5423> 東京製鉄 　　　東１　　 -2.41 　　4/20　本決算　　　　1.67

<8617> 光世 　　　　　東１　　 -0.48 　　4/20　本決算　　　　　－

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした23日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。

株探ニュース