【市況】明日の株式相場見通し=日米首脳会談を注視し神経質な推移、小型株の下げに不安感
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうの日経平均株価は3日続伸となったものの、全体相場の実体はかなり軟調だった。東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反落し、東証1部の値下がり銘柄数は1497と、値上がり銘柄数517の3倍近くに達した。とくに、小型株の下げが際立っており、東証2部指数は2月6日の安値を下回り、約2カ月ぶりに年初来安値を更新した。日経ジャスダック指数も2カ月ぶりの安値水準に下落し、東証マザーズ指数も年初来安値を更新している」との見方が出ていた。
17日の東京株式市場は、買い手控えムードのなか方向感の定まらない展開となった。日経平均株価は前日終値を挟んでの往来となり、大引けは小幅プラス圏で着地した。日経平均株価終値は、前日比12円06銭高の2万1847円59銭と小幅ながら3日続伸した。
日程面では、3月と17年度の貿易統計、3月の訪日外国人客数、16日時点の給油所の石油製価格に注目。海外では、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、3月の欧州新車販売、中国3月の主要70都市の新築住宅価格動向が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)