市場ニュース

戻る
 

【市況】米国株見通し:ハイテク株の動向に引き続き注意必要か

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2721.00(-1.75) (19:35現在)
ナスダック100先物 6897.25(-17.00) (19:35現在)

19:35時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は下落して推移している。また、NYダウは40ドル安程度で推移。欧州市場はまちまちで推移している。原油相場は小幅に上昇して推移。この流れを受けて、20日の米株式市場はやや売り先行でのスタートになりそうだ。

19日の米株式市場は、フェイスブックによる情報漏洩問題を巡り、欧米議会で調査を求める動きが活発化。他のハイテク企業でも起こり得るとの懸念も強く、ハイテク株を中心に売りが先行した。

本日も引き続きフェイスブックなどハイテク株の動向には注意が必要であろう。足元で高値を更新していたナスダック指数は、前日までの下げで25日線まで下げている。これが支持線として意識される格好で反転を見せてこないと、2月安値をボトムとしたリバウンドのトレンドは反転する。NYダウについてはもち合いレンジを下放れつつあり、調整基調が強まりやすい。

連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利であるFF金利誘導目標を引き上げる見込みであり、2018年の利上げ見通しを引き上げるかどうかを見極めたいとするムードも強い。様子見姿勢の中、インデックスに絡んだ売りから、トレンドが悪化するリスクはある。一方で、FOMC通過後のアク抜けも期待されている。原油相場のリバウンド基調も下支え要因となる。強弱感が対立しやすいところだろう。

《KK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均